業務や売上を改善!役に立つ7つの分野のECツールとは?

何か、自社の売上や業務に役に立つECツールを探してはいませんか?あなたの業務の効率や、年間目標達成の助けになるECツールは、多くの会社からリリースされています。

そういったECツールの導入は、非常にカンタンなものが多く、タグを埋め込むだけで、ECサイトに実装でき、またASPサービスのため、金額も安く手軽にサービスを導入できるのがECツールのメリットです。

ECツールの種類は多岐にわたりますが、そのいずれも「売上を拡大」するためか、「業務効率を改善」するためのツールになります。本日紹介するのは、売上アップ~業務改善等の7つ分野で、改善を行うECツールです。

本日はインターファクトリーで、WEBマーケティングを担当している筆者がECサイトを劇的に改善する7つのツールを解説いたします。

目次

ツール①マーケティングオートメーション
ツール②ECサイトの分析・解析ツール
ツール③カゴ落ち対策
ツール④WEB接客
ツール⑤在庫管理
ツール⑥データベース統合
ツール⑦越境EC

ツール①マーケーティング・オートメーション

マーケーティング・オートメーション(MAと略して呼ばれます)の導入は、この2~3年で多く普及にいたりました。普及した背景には、2000年以降、様々な代表的WEB集客施策が開発されまた。例えば「メールマガジン」「リスティング広告」「SEO施策」「アフィリエイト広告」「ディスプレイ広告」「リマーケティング広告」等です。

しかし、2013年あたりから、目新しいインターネット広告は開発されておらず、どの企業も次の打ち手がない状況でしたが、そんな中で、普及したのが、マーケーティング・オートメーションです。

マーケーティング・オートメーション自体で集客を行うというものではなく、下記の流れでECサイトやWEBサイトの広告の最適化を行います。

◆マーケティング・オートメーションの流れ

(1)現状・顧客分析
(2)セグメント別に広告の自動化(メルマガやディスプレイ広告)
(3)効果測定・最適化

つまり、マーケーティング・オートメーションとは、顧客とサイトの分析を行い、ボトルネックを把握。そして、そのボトルネックに対して、セグメント別にメルマガやディスプレイ広告を配信し、効果測定を行い、広告の最適化をするツールです。

デメリットは、マーケティング・オートメーションの導入はカンタンですが、シナリオ作成や、セグメント分けに多大な時間がかかりますし、メルマガコンテンツなども数多く用意しなくてはなりません。

有名なマーケーティング・オートメーションのECツールとしては、下記のツールがあります。

うちでのこづち
R∞(アールエイト)
Customer Rings(カスタマーリングス)

また、マーケーティング・オートメーションはあくまで広告の最適化であり、成果が2倍、3倍になるといったたぐいのものではなく、対前年の120~150%増を目指すものになります。

ツール②ECサイト分析・解析

ECサイトやWEBサイトの分析ツールで、最も代表的なものは、Google Analyticsです。年々アップデートされており、分析・解析ツールとしては、十分ですが、Google Analyticsが苦手な分野もあり、下記の分析・解析には、ツールの導入が必要になります。

(1)ヒートマップ解析

 

ヒートマップ解析とは、上記の図のように、マウスの動きを可視化し、ユーザーがどんな文言、どんなビジュアルに興味関心があるのか?

ユーザーのWEBページ上の動きを可視化し、サイト改善を行うツールです。ヒートマップツールの価格は安価で、PV数による従量課金ですが、ほとんどの企業は、数万円から導入することができるはずです。

UserInsight(ユーザーインサイト)

(2)CV(コンバージョン)の間接効果測定

Google Analyticsでは、CVの流入先別に把握するのが大変です。ある程度の把握は可能ですが、CVの手前の直前の流入先しかわからず、カスタマージャーニーの観点でみると、「最初に何を見て顧客が購入を決めたのか?」を流入を遡って探ることはできません。

しかし、間接効果を知ることができるツールを導入すれば、カンタンに直前のCVの流入元を知るだけではなく、何回接触して、どういうWEB媒体を経由して、CVしたのか?が全てわかります。例えば下記をご覧ください。

◆間接効果測定の例 (ユーザーの自社メディアへの接触回数)

1回目接触「アフィリエイト広告」<--認知のキッカケはアフィリエイト
2回目接触「自然検索で、商品ページ」
3回目接触「リマーケティングで商品ページでCV」<--Google Analyticsではここしかわからない

といった具合に、間接効果を知ることで「どういう媒体が、CV(購入・問い合わせ)に深く結びついているのか?」を知ることができるのです。

間接効果の最たるものとしては、「関節CV(アシストCV)」がわかることです。直接CVはしないものの、間接CVが高い広告がわかれば、直接CVがないからといって、捨てていた広告の本当の効果を見定めることができるからです。この分野ではWEBAntennaが有名です。

WEBAntenna(ウェブアンテナ)

ツール③カゴ落ち対策

このツールの導入は、ECサイトには前向きに検討したほうが良いでしょう。なぜなら、このツールの導入はほとんどのケースで、売上アップに貢献するからです。カゴ落ちというのは、ECサイトのカートに製品を入れたまま離脱される行為です。具体的には

「会社の昼休みに、ECサイトで買い物していたが、急に電話が入って、カートインしたまま、離脱した」
「電車の中で、スマホでECサイトで買い物をしていたが、電波が悪くなって、カートインしたまま、離脱した」

といったユーザーに対して、メールで「買い物の続き」のリンクを送付します。そのメールを受け取った人は、メールのリンクをクリックすれば、前回のカートインした状況が復活して、買い物を続けることが可能なのです。

カゴ落ちは、どんなECサイトでも必ず発生しますから、導入すれば、確実に売上が伸びるルーツであると断言できます。有名なツールとしては、下記ツールがあります。

NaviPlus リタゲメール
CombizReco(コンビーズレコ)

ツール④WEB接客

WEBサイト上のマウスや、指の動きを解析し、特定の動きをしたユーザーにだけ、クーポン券を発行したり、チャットボックスを表示するのがWEB接客ツールです。各社からWEB接客ツールは多数リリースされていますが、その中でも、面白い製品が、AI(人工知能)を使った、Zenclerk(ゼンクラーク)です。

企業のEC担当者は、忙しく、ツールを導入しても、設定をチューニングしたり、使いこなすための時間がありません。しかし、Zenclerkは、導入すれば、あとはAIに任せて、自動でABテストによる最適化を図り、ECサイトで、購入を検討している層だけに、画面にポップアップで、クーポン券を発行する機能があり、導入するだけで、手間がかかりません。

手間をかけて、細かい設定で最適化をしたい場合は、KARTE(カルテ)がおススメですし、ポップアップとチャット機能の両方をECサイトに設置したい場合は、Flipdesk(フリップデスク)が良いでしょう。下記リンクで各商品を紹介いたします。

また、ある程度の設定と、シナリオの最適化をAIにまかせたい場合は、BeMattchがおススメです。

Zenclerk(ゼンクラーク)
KARTE(カルテ)
Flipdesk(フリップデスク)
BeMattch

ツール⑤在庫管理

ECサイトの運営には、バックエンド作業があります。そして自社ECサイトだけでなく、楽天やアマゾンなどのショッピングモールも同時に展開しているEC事業者は、さらに在庫の管理が大変です。しかし、在庫管理ツールを使えば、在庫管理を一元化することで、在庫を圧縮し、効率を上げることができます。

◆在庫管理ツールのイメージ図

有名なツールは下記になります。

ネクストエンジン
在庫ロボット

ツール⑥データベース統合(O2O・オムニチャネル)

オムニチャネルやO2Oを実現させるためには、店舗とECサイトのデータベースを統合する必要があり、多くのシステム投資が必要になります。

データベースの統合と言うと、何千万円もかかるシステム開発を想像してしまいますが、カンタンにデータベース統合を実現できるECツールもあります。下記の図にはECプラットフォームのebisumartと店舗を「Vesca O2O Manager」というECツールが、データベースを統合している図です。

ECツールの「ベスカO2Oマネージャー」ですが、クラウド環境にデータベースを持っており、複雑な開発は不要で、導入しやすいのが最大の特徴です。特にオムニチャネル導入のデメリットの一つに莫大なシステム投資と開発期間がありますが、ECツールなら、比較的容易に導入できるのが強みです。

ベスカO2Oマネージャー

ツール⑦越境EC

越境ECの実現をすぐに実現できるツールがあります。それが「転送サービス」というECツールです。カンタンにこのツールの特徴を言えば、下記のステップで、導入できます。

◆転送サービス導入までのステップ

ステップ①ECサイトのツールのタグを設置(導入はこれで終わりです)
ステップ②海外からのアクセスがあっと時に、相手国の言語バナーが表示
ステップ③バナーをクリックし、転送サービスの会員登録と購入代行手続き

つまり、導入に際しては、タグの設置のみで完了になります。そして中国や、英語圏からのWEBサイトのアクセスがあれば、IPアドレスで判別。中国語や英語のバナーを表示させて、購入代行から配送まで、転送サービスが請け負ってくれます。デメリットは、海外ユーザーの集客は自社で行う必要があります。

ですから、このサービスはすでに海外でも認知されているブランドや製品があるECサイトでの導入がおススメです。また越境ECのテストマーケティングにも、手軽に安く導入できるので、おススメです。有名な転送サービスは下記になります。

BuySmartJapan
転送コム

ECツールを導入する前に確認すべきこと

まず、最初にツールを導入する前に、どのうよな点を注意しなくてはならないのか、解説いたします。

(1)解約について

ECツールの導入が、必ずしも、成功するとは限りません。10年間WEBマーケティングの現場を経験している筆者の肌感覚ですが、7割近くのWEBやECツールは、数年以内に解約しています。その理由は様々で、

「上司が変わって、予算の見直しのため解約になった」
「気がついたら、誰も使っていなかった!」
「ツールが得意な社員が辞めた」

など、導入時に想定していないケースもあります。こういった時、慌てないためにも、導入時に「解約方法と契約条項」について確認しておきましょう。海外のツールには、1年更新のツールがあり、1日でも遅れたら、もう一年使い続ける必要があった!というケースもあります。契約書をよく確認し、ツールの担当者にも解約方法や条項を確認しましょう。

(2)競合他社も検討する

ほとんどのECやWEBツールには、1つの分野に多くの企業が参入しています。同じようなツールであっても各社強みと弱みがあり、また料金体系も異なります。ツール導入の際は、2社以上確認してください。また知り合いの担当に、そのツールを使ったことがある人を探して、感想を聞くのも良いでしょう。

よくあるケースが、ツールの導入事例を見て、「あ、この会社のEC担当者は知り合いだ!」と思ったら、フットワーク軽く電話してみて、そのツールの担当者にツールについて聞いてみましょう。導入事例に掲載しておきながら、すでに解約になっているケースも多々あり、知り合いが解約している場合は「どうして解約にいたったのか?」聞いてみるといいでしょう。

(3)担当者のスキルやレスポンス

ECやWEBツールは一度導入してしまうと、ツール担当者とは疎遠になってしまうケースがほとんどですが、とはいえ、ツール担当者がそのツールや業界のプロであるか?そしてメールの返信が早いか?など確認しましょう。

導入時のやり取りで、担当者のマインドや能力ほぼつかめますが、ツールの担当営業と、導入後のサポートが異なるケースもあるので、その点も確認しましょう。

導入後のサポートや、セミナー等があるのかを、事前に把握しておきましょう。

ECツールのまとめ

ECツールは手軽に導入できるメリットがある反面、使わないと無駄にコストを払っているケースが多々ありますから、導入したものの、費用対効果の観点から不要であれば、解約を検討しましょう。

特に、分析ツールは、複数導入しているEC事業者も多く見受けられますから本当に必要かどうか?を1年に1度検討する時期を設けてはいかがでしょうか?

そして、ECツールは、予算が許すなら「とりあえず、導入してみる!」姿勢が重要です。ECサイトのマーケーティングや業務改善には、担当者の経験が一番重要です。そして、その経験を積むにも、積極的にECツールの導入を検討しましょう。

もし、ECツールを導入して、効果が出なくて、解約したとしても、EC担当者のスキルや経験が向上すれば、それも一つの成功だからです。

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