カスタムオーダーEC「ネットde手帳工房」に聞く、ECシステム選びの決め手となった4つのポイント

<対談者プロフィール>
キヤノンITソリューションズ株式会社
セルフデザインECビジネス推進グループ
グループ長 小野 忠 様

株式会社インターファクトリー
取締役CMO 三石 祐輔(インタビュアー)

会社概要

小野様:キヤノンITソリューションズは、幅広い業種において積み重ねた豊富な導入実績と技術力、長年の研究開発で培った先端技術を強みに、多様化するお客さまの要望にお応えできるソリューションを創出しています。
具体的な事業領域としては、

  • SIサービス事業
    金融、製造、流通、公共、文教などの各分野における業種別ソリューションの提供をはじめ、幅広い業種で培った技術力と課題解決力で、お客さまの業務内容を緻密に分析し最適な情報システムを提供します。
  • IT・インフラサービス事業
    持続的な成長を実現するため、システムを支える基盤構築やデータセンターサービス、情報セキュリティ環境を整備し、より安心してご利用いただけるようなシステムを提供しております。
  • エンジニアリング事業
    キヤノン製品の開発で培ってきた高い技術力で、車載制御システム分野など組込み系システム領域への取り組みを進めています。

サイト構築の経緯

三石:
今回サイト構築されたECサイト「ネットde手帳工房」は、ユーザー自身が自分だけのオリジナル手帳を1冊から作ることができるという、EC事業者様から多くご相談いただく「カスタムオーダーEC」を上手く活用した新しい手帳サービスと伺っております。
BtoB事業をメインに展開されている御社がBtoC向けサイトを構築した経緯は何でしょうか。

ネットde手帳工房|キヤノンITソリューションズ

小野様:
そうですね。我々の会社は、先ほどの会社概要でお伝えしたようにBtoB事業をメインに展開してきており、BtoC事業を展開した事例が非常に少なく、特にBtoC向けの物販は一切やってませんでした。

しかし昨今、デジタルビジネスのニーズ増加を受けて、当社も一般消費者に向けたデジタルビジネスの実績が必要だと考えました。
ECサイトの立ち上げから運用までを実際に行い、そこから得た情報を、今後当社の強みとして活かしていけるのではないかと考えたのです。

三石:
今回のECサイト事業は、御社としても初の取組でもあり、今後の事業展開に影響を与える可能性もあるのですね。商材を「カスタマイズ手帳」に決めた経緯は何でしょうか。

小野様:
元々、工作を趣味としていたということもあるのですが、世の中に流通している「手帳」という商材について考えた時、これを取り巻く事業者とユーザー側の問題点に着目して、ビジネスにできないかと考えました。

毎年、年末が近づくと本屋や雑貨店などに手帳コーナーが特設され、皆さんはそこに陳列された手帳を手に取り購入していると思います。手帳は季節商品なので、年が明けると大きく価値が下がり、ディスカウントセール品として売り出されるところを見かけたことがあるのではないでしょうか。それでも売れ残ってしまった場合、最終的には廃棄されているのが現状です。

実数で言うと、国内で手帳は年間約1億1,000万冊出荷され、そのうちお客さまが購入する手帳は約6,000万冊なので、約5,000万冊の手帳が廃棄されているというデータもあります。

また、手帳の大半が大量印刷であるがため、実際に利用されるお客さまがそれぞれの要望に100%合った手帳を入手することは難しいのではないかと考えました。
この事業を始めるにあたり、独自アンケートを取った結果、手帳を利用する約6割のユーザーが「現在使っている手帳に、何らかの不満を持っている」という回答が得られました。

ユーザーの家族構成、仕事、趣味、価値観によって、手帳で管理する情報は多岐にわたり、パーソナルなものであると考えています。
「こういうマンスリー手帳がいい」「趣味や仕事のアイデアを書き込めるスペースが欲しい」という想いを抱きながらも、何か我慢しながら手帳を使っているのではないかと考えました。

この2点を解決するためには、
・受注生産で商品をお届けする
・ユーザーが独自でカスタマイズができる
ことが必須となっており、この解決策を簡単に実現できるのはECサイトではないかと考えました。

ebisumartへの決め手

コストを最小限に抑えながら、小さく素早くECサイトを構築できるのはebisumartでした。

小野様:
複数ベンダーにお話を聞き、各社別で比較表を作成しました。
選定のポイントとなった項目は、

  • ソフトウェアの開発方式(スクラッチ/SaaS/パッケージ/OSS)
  • ECサイトとして標準機能が十分に揃っているか
  • セキュリティ面で問題はないか
  • 十分な導入実績があるか

という点でした。
全ての項目から総合的に比較した時、コストを最小限に抑えながら、小さく素早くECサイトを構築できるのはebisumartであるという結論になりました。

その他にも、ebisumartはクラウドが基盤なので、繁忙期や閑散期によってリリースの調整ができるという点も非常に魅力に感じました。

ebisumartで実現できたこと

初期のカスタマイズの開発を最小限に行うことができました。

小野様:
我々が思い描く事業にebisumartは合っていたと思います。
今回、BtoC向けECサイト構築が当社としても初の試みであったため、コストを最小限に抑えながら、思い描いているビジネスモデルを実現させたいという想いがありました。

まずは事業としての基盤をしっかりと築き、今後の事業展開に応じて、機能のカスタマイズを行ったり、標準機能を上手く活用しながら、サイトを展開しやすいのはebisumartだと感じています。

今後の展望

小野様:
現在はBtoC向けとしてサービスを展開していますが、今後はBtoB事業への伸展も考えています。

法人手帳は従業員向けに配布される社員手帳と取引先に配布する贈答用手帳があると思いますが、改めて法人手帳を重要と考える企業が多いことが現状です。

「ネットde手帳」を上手く活用すれば、会社の経営理念や代表取締役の意志を手帳に取り込みながらも、従業員一人ひとりの働き方に合わせた手帳をカスタマイズすることができます。手帳は普段から肌身離さず持つ物ですから、それを通してBtoBビジネスを行っていきたいと考えています。

今後、拡張性の高いebisumartであれば、今あるECサイトを大きくリニューアルすることなく、展開することも可能だと思っています。

キヤノンITソリューションズ様
お忙しい中、ありがとうございました。
(2018年3月)

ECメディア記事

手帳をオンラインでデザインする「ネットde手帳工房」を支えるebisumartの自由度|eコマースコンバージョンラボ(2018年1月)

会社概要

社名:キヤノンITソリューションズ株式会社
本社:東京都品川区
設立:1982年7月1日
主要事業:SIおよびコンサルティング、各種ソフトウェアの開発・販売

運営サイト

サイト名:ネットde手帳工房
URL:https://techo-kobo.net/
キヤノンITソリューションズ株式会社様が運営する「ネットde手帳工房」です。自分好みの手帳を1冊から自由にデザインすることができます。
当サイトでは、外部デザインサイトと連携し、ユーザーがカスタマイズした各種手帳パーツの情報を取得し、価格算出してカート表示をするカスタムオーダーのフローを実現しました。

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