地域経済の活性化と徳島県の魅力を伝えるため、阿波銀コネクトが立ち上げたECモールとは


阿波銀コネクト株式会社様は、徳島県を中心とした事業者様の販路拡大を目的にECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」を立ち上げました。
出店者にはEC販売を行いたいがノウハウがない、IT力に課題があるといった方も多く、EC出店のハードルを低くするためにも事業者に寄り添って手厚いサポートを行い、モール立ち上げ当初の目標出店数を大幅に超えるペースで出店数を増やしています。

今回は、阿波銀コネクト株式会社のご担当者様に、地域経済の活性化と徳島県の魅力を伝えるために立ち上げたECモールについてお伺いしました。

<対談プロフィール>
阿波銀コネクト株式会社
代表取締役
小林 克仁 様

営業部長
井上 裕美子 様

総務部長
早雲 路 様

株式会社インターファクトリー
取締役 クラウドコマースプラットフォーム事業責任者
兼井 聡(インタビュアー)

 

徳島県を中心に地域経済の発展のために立ち上げられた阿波銀コネクト

阿波銀コネクト株式会社 小林様(以下、小林様):
2016年に行われた銀行法改正にともなう規制緩和により、以前よりも広い分野で事業者様へ支援を行うことができるようになりました。そこで徳島県を地盤とする阿波銀行が地域の事業者様の販路拡大を目的として2021年に当社を立ち上げました。

人口の減少や少子高齢化による地域経済の縮小は徳島県においても例外ではなく、売上の減少や後継者不在により、将来、事業の継続が困難となる恐れのある事業者様も少なくありません。その流れを食い止め、地域経済を活性化させるために注目したのがECサイトです。当社が立ち上げたECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」によって、徳島県を中心とする事業者様の事業成長と共に、全国の方へ徳島県の魅力を伝えていきたいです。

▲代表取締役
小林 克仁 様

 

━「Lacycle mall」は“わたしらしく”という思いを込めているとのことですが、モールのコンセプトやユーザー層について教えてください。

阿波銀コネクト株式会社 井上様(以下、井上様):
モールが女性向けの柔らかい雰囲気を意識していることもあり、ユーザー層は女性が多い印象です。ただ購入者層は当社がイメージしていた年齢層よりも少し高い40~50代の方が多く、その理由にはLacycle mallのコンセプトが関係していると考えています。
モールの名前に込めた“わたしらしく”は“ユーザー様らしく”ではありますが、出店者様にとっても、ご自身の商品への想いやこだわりを大切に、無理なく長く続けられるモールでありたいという願いがあります。そのため、ECサイトによくある「早く安く」という概念ではなく、作り手のこだわりの商品を適正価格かつ本来あるべきスピード感でお届けするというコンセプトを設けており、これはフェアトレードや物流といった課題解決にもつながるのではと考えています。
また、出店者様の負担を軽減できるようにサイト運営サポートも手厚く行っています。Lacycle mallには、モールを機にEC販売を始めた方も出店者様の3割ほどいらっしゃいます。後継者がいない事業者様の多くは高齢の方が多いこともあり、EC出店へのハードルがとても高く感じていらっしゃる方のEC出店を後押しできるよう、商品登録や出荷管理、ユーザーからの問い合わせなどにも対応しています。
これは出店者様の作業を軽減するだけでなく、Lacycle mallのブランドを保つためにも重要だと考えています。

▲営業部長
井上 裕美子 様

━EC運営だけでなく、読み物コンテンツも作成されていると伺いました。

阿波銀コネクト株式会社 早雲様:
どんなに素晴らしい商品であっても、お客様に魅力が伝わらなければご購入につながりません。そのため出店者様へ直接取材に伺い、商品の魅力や作り手の思いが正しく伝わるような読み物コンテンツを作成し、モール内に掲載しています。
モール設計段階から単なる商品販売サイトではなく、コンテンツマーケティングにより集客を行うサイトにしたいと考えていたため、ECシステムを選ぶ中でカスタマイズが自由にできるという点でebisumartに優位性を感じましたね。

▲総務部長
早雲 路 様

 

ebisumartは希望していたことが実現できるシステムだった

小林様:
ebisumartを導入した理由としては、コスト面、セキュリティ面、標準機能の拡張性と合わせて、当社がやりたいことが実現できるシステムであったためです。
実際には、クーポンを複数利用できるようにしたことや、商品出荷案内メールに大手配送会社3社の伝票番号を記載できるようにしました。
再配達の削減は物流課題解決の重要なポイントですし、実際に商品発送を行う出店者様によって契約している配送会社も違うため、この機能はこだわりをもって早くから導入しました。

出店者様の規模によっては、運用費用が格安なシステムを使用して自社でEC運営をすることも可能ではありますが、外資系のシステムでは日本の商習慣に合わないといった課題や、サポート対応が英語であるといったことがあります。
また、サイトのセキュリティ体制や移り変わりの早い法規制に対応していくことは、時間やコスト面での負担が大きいですが、そういった点においても、法制度などに対応したシステムに自動アップデートされるebisumartは安心できます。また、ebisumart標準機能を活用した販売促進策など、さまざまな相談に乗ってもらえるため、出店者様だけでなく、私たちもEC運営のハードルを低くすることができています。

 

━通信販売における規定はあるものの、対応できていないサイトも多く見受けられます。ECサイトに訪れたユーザーには対応可否は分かりにくいので、事業者様の意識の高さが問われるところだと思います。
では出店者様からの反応はいかがでしょうか。

井上様:
出店者様からは「Lacycle mallに出店してよかった」「ECへ展開できてよかった」といったうれしいお声をいただいております。Lacycle mallへの出店をきっかけに、ふるさと納税サイトへ出品された出店者様もいらっしゃいますし、自社のコーポレートサイトのネットショップのリンクをLacycle mallの出店ページにしていただく方も多いです。

当初の計画では、モール立ち上げ後10年間で300店舗の新規出店を目標としておりましたが、オープン後3年ですでに150店舗と目標の半分まで伸びています。これは、出店者様が別の事業者様へLacycle mallをご紹介いただくなど、自然に輪が広がっていることも大きな要因になっています。
また、Lacycle mallへご出店いただいたことがきっかけで阿波銀行のお客様になってくださることもあり、いい相乗効果が得られています。

 

今後の展望 ━ 徳島県の魅力がより全国の方に伝わるモールとなるように

小林様:
当社が希望していたモールは、ただモノを販売するサイトではなく、読み物から商品や作り手の思いをお伝えし、納得した上でご購入いただけるサイトでした。今後はより地域の魅力を伝え、全国から実際に徳島県へ足を運んでいただくきっかけになるようなサイトを目指しています。
ノウハウや経験の乏しい銀行員だけで運営するECモールですが、銀行員ならではのアイデアを出し合い、よりよいモールとなるように改善を行っていきたいです。

▲撮影時はLacycle mallの運営を支えるスタッフ様にもご参加いただきました

阿波銀コネクト様
お忙しい中 ありがとうございました。
(取材日:2024年3月)

PROFILE
会社名:阿波銀コネクト株式会社
本社:徳島県徳島市

SITE PROFILE
サイト名:Lacycle mall
https://lacycle-mall.jp/

阿波銀コネクト株式会社様が運営する徳島発ECモール「Lacycle mall(ラシクルモール)」です。「あなたらしい心地よい暮らしに寄り添うとともに、作り手や地域社会を応援したい。そして、環境にやさしく、子どもたちの未来を豊かにする場所でありたい」をコンセプトに、徳島県の特産品や地域まちづくりにつながる商品を販売しています。モールサイトでは商品情報だけでなく、生産者様の想いを知ることができるコラムも充実しています。

 

「ebisumart」について

提供会社:株式会社インターファクトリー
「ebisumart」はECパッケージとASPの両システムのメリットを兼ね備えており、常に最新・最適化されたクラウドコマースプラットフォームです。
サイトリニューアルやオムニチャネル、BtoB-ECなど、業界業種問わず累計750サイト以上の構築実績があり、お客様のニーズを迅速に反映しながら、EC事業の成長をお手伝いさせていただきます。

URL:https://www.ebisumart.com/

 


セミナー情報