サイトリニューアル後、会員数1.78倍増。老舗和菓子店 銀座菊廼舎がクラウドECで実現したこだわりとは


ECサイトを運営する時、限定のオリジナル商品やサービスを提供したり、こだわりの動画や写真を掲載することで、思わずユーザーがポチッと購入したくなるような仕組みを考える事業者様は多いでしょう。今回は創業1890年、銀座の手土産として人気が高い株式会社菊廼舎本店 五代目代表取締役社長 井田 裕二 様にクラウドECプラットフォーム「ebisumart」でリニューアルして実現したサービスと、ECサイトを通して見せる銀座菊廼舎のこだわりについてお伺いしました。

<対談者プロフィール>
株式会社菊廼舎本店
代表取締役社長 井田 裕二 様
株式会社コムラボ
代表取締役 高見 重太郎 様

株式会社インターファクトリー
取締役CMO 三石 祐輔(インタビュアー)

◆(会社概要)創業1890年、銀座の老舗和菓子店 銀座菊廼舎―
株式会社菊廼舎本店 井田様(以下、井田様):銀座菊廼舎は1890年に創業し、和菓子の製造と販売を行っています。現在は銀座本店をはじめ、渋谷や東京駅に実店舗を構えるほか、オンラインショップを運営し、羽田空港、全国百貨店の一部の和菓子コーナーで展開しています。お祝いやご挨拶、銀座の手土産としてご愛顧いただいています。

インターネットが普及する以前は実店舗や百貨店を中心に、大正後期から続く銀座菊廼舎の代表商品、干菓子「冨貴寄(ふきよせ)」や生菓子を販売していました。
約20年前、インターネットが普及しはじめた頃、当社もHPを作成しましたが、開設当初は、電話注文を通して通信販売を始めることで形作りを行う程度でした。

次第に、雑誌やテレビなどのメディアでお店を取り上げていただくことが多くなり、ホームページへのアクセス数が急激に増えたことをきっかけに、ECサイトにも力を入れるようになりました。

▲株式会社菊廼舎本店
代表取締役社長 井田 裕二 様

◆(ECを知った経緯)お客様の購入しやすさと現場EC担当者の業務効率化を改善したいークラウドECシステムへの決め手
井田様:元々お付合いのあったデザイン会社のディレクター 高見さんにご紹介いただいたことがebisumartを知ったきっかけですね。

株式会社コムラボ 高見様(以下、高見様):以前、別の食品会社様のECサイトリニューアル案件をきっかけにebisumartを知り、ECサイトで常に最新アップデートを行いながら、カスタマイズができるというSaaS型システムの特徴を実感していました。
特にebisumartはカスタマイズの自由度が非常に高く、カート精算ページや会員情報ページなど、デザインできるページの範囲が広いところが魅力だと感じています。

銀座菊廼舎様とお打合せした際、今回のECサイトリニューアルにあたり、お客様がECサイトで購入しやすいサイトにすることはもちろん、受注担当や顧客担当をする現場の皆さんがオペレーションしやすい仕組みを構築したいというご要望をいただきました。

▲株式会社コムラボ
代表取締役 高見 重太郎 様(右)

また、銀座菊廼舎様のオリジナル商品である「冨貴寄(ふきよせ)」に雲平という干菓子のプレートにお客様のメッセージをプリントすることができるサービスがあります。このサービスをECサイトを通して、お客様が簡単にご注文できる仕組みを作りたいというご要望がありました。

これらの要望を実現することができるのはebisumartだと感じ、推薦させていただきました。

▲銀座菊廼舎の代表銘菓「冨貴寄(ふきよせ)」
オリジナルメッセージを入れた雲平を入れることができ
御祝いやプレゼントに人気の商品。

◆(導入メリット)リニューアル後、会員数1.78倍増加―サイトリニューアル後の変化
井田様:導入効果は、数値として表れてきています。昨年(2018年10月)リニューアルオープンして以来、およそ10カ月で会員数は約1.78倍まで増加しました。また、お客様一人当たりの購入単価も上がっており、約130%の伸び率です。

また、これまでは数値が上がると、それだけEC担当者の作業が繁忙となり、お客様の対応がスムーズにできていなかった所があったのですが、今回のリニューアル部分ではこの業務作業についての改善も非常に意識していたため、ご注文1件にかかる時間が減って、売上が上がるという、1番いい形になってきていることを実感しています。

もうひとつ、サイトリニューアル後に見られた変化として、通販事業の中で、電話注文とネット注文のシェアが変わってきました。今まで電話でご注文いただいていたお客様がECサイトでご注文いただくようになったと考えています。

先ほどご紹介したオリジナルメッセージを雲平という干菓子のプレートに入れることができるサービスも、従来はお電話でご説明をしていたのですが、
今回のサイトリニューアルで、お客様の注文時にオリジナルメッセージのイメージ画像を表示させることができるようになったので、お客様にとってお電話でご注文いただくよりも簡単にご注文いただきやすい仕組みをご案内できるようになりました。

▲銀座菊廼舎ECサイトより引用
ECサイトで注文すると、注文画面で
オリジナルメッセージのイメージ画像を確認することができる。

高見様:銀座菊廼舎様はインスタグラムなどのSNSにも非常に力を入れられていますよね。SNSを利用する世代にとって、「冨貴寄」はとても可愛いビジュアルで、贈り物としてあげたくなるのだと思います。

井田様:実際に、ネットからご注文いただくお客様の年代層を見てみると、20代後半から30代前半の女性のお客様がパソコンやスマートフォンでご注文いただくことが多いと考えています。
「和菓子」というと、高齢の方が好まれるイメージを持たれている方も多いかもしれませんが、これだけ若い年代の方にもご支持いただくことができているのは、メディアで取り上げていただく他に、お客様ご自身が写真をSNSに投稿していただくことが増えてきたからだと感じています。ご出産の内祝いで赤ちゃんと一緒に撮影したお写真など、とてもユニークで可愛いお写真を「#銀座菊廼舎」のハッシュタグと一緒に投稿していただいており、私たちも嬉しく拝見しております。

◆(今後の展望)ECサイトでの注文から蓋を開けた時の感動までを想定したこだわりを、今後も続けていきたい。
井田様:今後もメルマガなどの様々なツールを活用しながら、ECサイトを通して、お客様とのタッチポイントを増やしていきたいと考えています。

老舗の和菓子店にとって、お客様が「美味しい」と感じていただくことは当たり前だと考えています。その先にある、商品の美しさや可愛さ、丁寧さを私たちは求め続けており、ECサイトでは、サイトのデザインや写真を通して、これらをどうお客様にお伝えすることができるかということを考えながら、日々改善しています。

例えば「冨貴寄(ふきよせ)」の商品では、お客様が蓋を開けた時、サイトやカタログに載っている商品の写真と実物が異なることのないように、手作業で缶詰めをしていますし、輸送段階で中身の干菓子の位置がずれないように、配送テストを何度も行っております。

   

登録商標 冨貴寄 特撰缶JAPAN(小缶)    登録商標 冨貴寄 江戸の粋 五代目

▲銀座菊廼舎ECサイトより引用

お客様がECサイトを通してご注文いただいてから、商品の蓋を開けた時にまるで宝石箱を開けたような感動を感じ、美味しくお召し上がりいただく時までを細かく想定しながら、手間をかけた銀座菊廼舎のこだわりを今後も続けていきたいと考えています。

菊廼舎本店様、
お忙しいところ、ありがとうございました。
(取材日:2019年7月)

PROFILE
会社名:株式会社菊廼舎本店
創業:1890年
本店:東京都中央区銀座

SITE PROFILE
銀座菊廼舎 online shop:https://ec.ginza-kikunoya.co.jp/
創業明治23年の株式会社菊廼舎本店様が運営する公式通販サイト「銀座菊廼舎Online Shop」です。江戸和菓子「冨貴寄(ふきよせ)」はお祝いやご挨拶、銀座の手土産としても大変人気です。当サイトでは、お好きなオリジナルメッセージを雲平(干菓子)にプリントすることができるメッセージ機能を実現いたしました。


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