被リンクでSEO順位を上げた2つの詳細事例と被リンク集める3つの方法

Sankt-Petersburg, Russia, November 8, 2017: A woman's hand is touching screen on tablet computer iPad Pro at night for searching on Google search engine. Google is the most popular Internet search engine in the world. Photo taken at company office.

SEOで順位を上げたい方は以下のようなことを悩んでいるかもしれません。私もSEOのセミナーを行うと、このような質問を必ずいただきます。

「被リンク対策はどうしていますか?」
「リンク無しで順位を上げることができるのですか?」

SEOで上位になることを考えるのでしたら、被リンク対策は絶対に行わない方が良いです。なぜなら、検索エンジンであるGoogleは必ず自作自演のリンクを見つけて無効化するばかりでなく、あなたのサイトにペナルティを加えるリスクがあるからです。

そして何より、筆者は被リンク対策を一切することなくECや英語のジャンルにおいて、数百以上のキーワードでSEO上位を独占しており、被リンク対策を行わなくてもSEO上位を達成することは可能だからです。

また、「SEO リンク」で検索すると、いくつかの業者が「被リンクがSEO対策に必須である」というような記載をホームページでしていますが、サイトにペナルティを受けるリスクがあるのでリンクサービスは絶対に受けてはいけません。

本日はebisumart mediaで被リンク対策無しでSEO上位を独占している筆者が、SEOの被リンクについて詳しく解説します。

事例①「被リンク」だけでビックキーワードで6位になった経験談。ただし、コンテンツが読者のニーズを満たさないと順位は保てない!

まず、冒頭で被リンクを否定しましたが、被リンクの効果を否定したわけではありません。今日においても被リンクは、SEOにおいて大きな効果があるからです。

まずは下記の赤い枠、ビックキーワード「SEO」の検索順位のグラフをご覧ください。

◆ビックキーワード「SEO」での当ブログ記事の順位の推移

ebisumart mediaに掲載されている下記の記事が2018年6月に気がつけば月間平均検索数40,500のビックキーワード「SEO」で6位になっていました。

「SEO」で6位になった記事:ライバルサイトに勝つための9つのSEO内部対策と成功・失敗事例

実はこの記事は「SEO内部対策」というキーワードで上位を狙った記事なのですが、意図していないキーワード「SEO」で上位になったのです。調べると筆者が知らないところで勝手に付いた「被リンク」が原因でした。下記をご覧ください。

◆2018年5月3日に「はてなブックマーク」でブクマ(被リンク)が付いた

「はてなブックマーク」という老舗のソーシャルブックマークサービスの利用者が、本記事をブクマ(ブックマークの略)しました。そこから少し伝播(バズって)して7人の読者がブクマをしていきます。

これが被リンクとなり私の記事が「SEO」というビックキーワードで6位になることができたのです。このことから、被リンクが今でも強力な影響力を持っていることがわかります。

しかし、やはりこの記事は、キーワード「SEO」に向けて書いた内容ではないこともあり、約2ヵ月後の8月には10位以下に落ちて以降、10位以内に入っておりません。つまり、被リンクで一次的に順位が上がることがあっても、それだけでは順位を保つことはできないのです。

SEOで上位になる(上位を保つ)ためには、コンテンツの内容が読者のニーズとマッチしていること(読者が喜ぶこと)が重要であり、被リンクが順位を保つための決定的要素ではないのです。

もう一つ例をあげましょう。

事例②ビックキーワード「警察官」で1位になった被リンク事例

下記記事はSNSで非常に話題になった「警察官クビになってからブログ」です。
※ここでは記事の内容については触れません。あくまでSEO観点のみの解説をいたします。

SEO事例:警察官クビになってからブログ

このブログは、SNSやYahooのニュースに取り上げられるなど大きく話題を呼びました。このためSNSがキッカケで、ブログやメディアからの被リンクが大量に短期間でついたために、月間平均検索数33,100のビックキーワード「警察官」と検索するとSEO1位になりました。

以下は、その記事の作者の当時の「Twitterアカウント」です。

◆ビックキーワード「警察官」で1位に

tweet引用:ハウオサンのTwitter

このように、大量にナチュラルリンク(被リンク)が貼られることで、ビックキーワードであっても1位になることができます。しかし、現在(2019年1月)は13位まで下がっておりました。

つまり、SEOのリンクが貼られれば一時的に上位に行くこともありますが、その検索キーワードで読者ニーズがマッチして、さらに他のコンテンツより満足度が高くなければ順位を保つことはできません。

では、どうして被リンクが貼られることで、SEOの順位があがるのでしょうか?その理由は2つあります。

被リンクでSEOの順位があがる2つの理由

理由①PageRankの考え方

まず、Googleは検索順位をあげるために「Page Rank」という考え方を採用していました。PageRankとは、学術論文の評価するシステムと似ており、下記のようなものです。Wiki(ウィキペディア)の引用をご覧ください。

学術論文の重要性を測る指標としては、被引用数がよく使われる。重要な論文はたくさんの人によって引用されるので、被引用数が多くなると考えられる。同様に、注目に値する重要なウェブページはたくさんのページからリンクされると考えられる。
さらに、被引用数を用いる考え方に加えて、「被引用数の多い論文から引用されている論文は、重要度が高い」とする考え方が以前から存在した。ウェブページの場合も同様に、重要なページからのリンクは価値が高いと考えられる。

Wikipedia

このように、学術論文を評価する指標として「引用の数が多い論文は良い論文」であるという仕組みを参考にして、作られたのがGoogleの「PageRank」という仕組みです。ですからWEBページにおいても、「リンクが多く貼られているものは、良いコンテンツである」というのが「PageRank」の基本的な考え方なのです。

しかし、世界中で自作自演のリンクを行う手法が行われたため、現在では「PageRank」の影響力は小さくなってきております。

理由②Googleのクローラーはリンクを辿ってやってくる!

SEOが上位になる前に、まずは自分のサイトやブログをGoogleに発見してもらう必要があります。Googleも新しいコンテンツを見つけたり、既存のページの変化に気づくために、クローラー(ロボットとも呼ばれます)が、サイトを訪ねてきます。このクローラーはリンクを辿っていろんなサイトにやってくるのです。下記の図をご覧ください。

◆GoogleのクローラーはGoogle Search Consoleで確認できる

上記はGoogle Search Consoleの画面ですが、Googleのクローラーがどれくらい自社サイトにやってきているのかを把握することができます。上記は私の趣味のブログですが、1日平均368回もクローラーがきており、この数字は割と大きい方で、一般サイトやブログであれば100を超えていると、なかなかの数字と言えます。

つまり、この数字が大きいほど(Googleのクローラーの訪問回数が多いほど)SEOの順位が上がりやすい状態になっており、クローラーはリンクを辿ってやってきますからリンクが多く貼られているとSEOの順位が上がりやすい状態と言えるのです。

では、なぜ被リンクがこんなにSEOにおいて効果的なのに、被リンクを自分達で用意してはいけないのでしょうか?それはGoogleが「ナチュラルリンク」と「業者が作る自作自演のリンク」をほぼ完全に見抜くことができるように進化したためです。

ペンギンアップデートにより、自作自演の被リンクはGoogleに見抜かれている!自作自演の被リンクは無視されるか、ペナルティを受ける!

2012年4月にGoogleが検索エンジンのアップデートを行いました。それが「ペンギンアップデート」です。

参考記事:ペンギンアップデートとは

カンタンに説明すると、このアップデートにより、SEO業者やアフィリエイターがサイトの順位を上げるために作った被リンクを無効化したり、ペナルティを課すアップデートです。これ以降、SEO業者は自作自演のリンクを作っても、順位を上げることができなくなりました。

2012年当時は、有名大手企業であれば被リンクによるSEO対策を行っていない企業はあまりありません。ペンギンアップデートが行われた時はインターネット業界に激震が走り、多くの企業が順位を下げる結果になり大パニックに陥りました。

 

それではこのような自作自演の被リンクではなく、ナチュラルリンクを集める方法はないのでしょうか?次に正しい被リンクの集め方を解説します。

ナチュラルリンクを集めやすい3つの方法とは?

筆者は現在、全く被リンク対策を行っておりませんが、今ご覧いただいている当メディアは以下のようなキーワードでSEO上位を独占しており、サイトのアクセス数は10万PVを超えております。(2019年1月24日現在)

それでも被リンクを集めたいという方のために、ナチュラルリンクを集めるための3つの方法を解説いたします。どれもGoogleのポリシーに違反しない方法なので、安心して最後までご覧ください。

方法①とにかく質の高い記事を書いてSEO1位になってしまうこと!

とにかくSEOで1位になってしまうことです。

あなた「これから1位になるための方法を聞きたいのに、1位になってしまうことは意味がわからない?」

と思われたかもしれませんが、コンテンツマーケティングの経験者なら私の言うことが理解できるでしょう。つまり被リンクはどのように発生するのでしょうか?

ナチュラルリンクが貼られるには、いろんな可能性がありますが、代表的な例は以下のようなプロセスになります。

◆被リンク(ナチュラルリンク)が貼られるまでのプロセス
①ブロガーが記事を書いている途中で「ECの決済方法」を知りたいと思った
②「EC 決済」と検索したらebisumart media(本メディア)がSEO1位で出てきた
③ブロガーが自身のブログに内容を引用し、引用元のリンクを貼った

つまり、SEOで1位であればブロガーや企業のサイトに取り上げられる(引用される)可能性が極めて高く、意図してなくても勝手に被リンクが増えていきます。これらが強力なナチュラルリンクなのです。

では、SEOで1位になるためにはどうすれば良いのでしょうか?

被リンクは必要ありません。ただ読者のためになる良質な記事を書くことに集中すれば良いのです。この記事では良質な記事の書き方を解説しませんが、私がブログの書き方を習ったバズ部のサイトをご覧ください。このブログもバズ部の情報をもとに作られています。

良質なコンテンツをつくる参考サイト:バズ部

方法②「市場規模」系のキーワードで1位になると被リンクが貼られやすい

市場規模系のキーワードとは以下のようなものです。

◆市場系のキーワードとは?
「EC市場」
「中古車市場」
「クレジットカード市場」
「スマートフォン市場」
「英会話市場」

このようなキーワードは、多くのブログ記事のエビデンスになりやすいため、引用される可能性が非常に高いのです。現に、本メディアに掲載されている下記記事には、数多くの被リンクが貼られています。

EC市場の記事:【2018年版】国内EC市場のEC化率|BtoCとBtoBをプロが徹底解説!

※筆者は、この記事で被リンクをもらう意図は全くありませんでしたが、結果として多くの被リンクを得られました。

ですから、皆さまはいろんなジャンルでブログやWEBメディアを展開しているかもしれませんが、このような市場系のキーワードは非常に被リンクをもらいやすい傾向があるので、市場系の記事にもチャレンジしてみてください。

方法③プレスリリースを有効活用する

筆者のクライアントの話ですので、キーワードは明かせませんが、とある「ビックキーワード」でいきなり76位から8位に順位が上がったことがあります。下記の図をご覧ください。

◆76位から8位に順位がアップしたグラフ

いきなり順位が上がった理由は、この会社が行ったプレスリリースです。

プレスリリースをきっかけに多くのWEBメディアに取り上げられ、そのURLをTwitterで拡散されたので、それらがナチュラルリンクとなって一気に順位を上げることができたのです。

筆者はプレスリリースの経験はないので、どのようにプレスリリースを書けば、このような結果を再現できるのかを説明することはできません。しかし、多くのメディアの関心を引くことができれば、プレスリリースによって多くの被リンクを得られることになります。

そのためには、そもそも自社のサービスや商品、取組みが素晴らしい内容でなければ、プレスリリースを出してもメディアに取り上げられることは少ないために、このような成果を得ることはできないでしょう。

ですから、SEOのためだけにプレスリリースを打つのは本末転倒であるので、プレスリリースが成功したときの影響の一つ程度に考えるのが良いでしょう。

SEOで上位になりたいなら、被リンクのことは全く考えなくて良い

本日は、SEOにおける被リンクの効果と被リンクの集め方を解説しましたが、筆者自身は被リンクを集める必要は全く無いと思っています。なぜなら、この10万PV(広告無しで)以上ある当メディアにおいては、全く被リンクを集めておりません。多くの被リンクがこのブログに貼られましたが、それは結果論であり、狙ったものではありません。

被リンクのことを考えるなら記事を読んでくれる読者のことを真剣に考えてたり、記事のために取材を行いプロのノウハウを記事に入れていく方が有効なアクションと言えます。私自身もそのような姿勢で、多くのブログでSEO上位を独占しています。もし、SEOについて真剣に考えたいなら、以下の記事もあわせて読んでください。

SEO業者の実態とその手法を解説!正しいSEO施策とは?


ABOUT US
井幡 貴司
forUSERS株式会社 代表取締役。 株式会社インターファクトリーのWEBマーケティングシニアアドバイザーとして、ebisumartやECマーケティングの支援、多数セミナーでの講演を行う。著作には「図解 EC担当者の基礎と実務がまるごとわかる本」などあり、執筆活動にも力を入れている。