日本では2012年頃からサービスが開始された、スマートフォンに小さな機器(クレジットカードを読み取る)を連携させるスマートフォン決済、いわゆる「スマホ決済(モバイル決済)」の導入が急激に増えており、さらに2018年以降にPayPayやLINE Payが数百億円規模のキャッシュバックキャンペーンを行ったことでユーザーへの認知が一気に広がりました。
中小事業者にもスマホ決済の導入が増加している背景には、下記のような5つの理由があります。
1:導入の手軽さ
2:手数料の安さ
3:入金の早さ
4:政府のキャッシュレス化への後押し
5:キャッシュバック目的のユーザー増加
このような理由から導入する事業者にはメリットが多く、大きなデメリットもありません。さらに新型コロナウイルス対策として、キャッシュレス決済は店舗スタッフと顧客の接触が現金決済に比べると少ないため、スマホ決済の需要は今後さらに高まりつつあります。
日本では主に大手7社が店舗事業者向けにサービスを展開しています。カード決済においては手数料やサービス内容がほぼ横並びで、各社から端末無料キャンペーンが頻繁に実施されているため、店舗事業者はどのスマホ決済の会社に決めるべきか?判断基準を見つけるのが難しいかもしれません。
本日はインターファクトリーでWebマーケティングを担当している筆者が、これから店舗向けキャッシュレス決済の導入を考えている方向けに「スマホ決済」について解説します。
スマホ決済サービスの大手7社(カード決済系4社+QRコード決済系3社)のサービスを比較
まず、スマホ決済(モバイル決済)という言葉は実は曖昧で、Square(スクエア)のような「カード決済端末」のことも指しますし、PayPayのようなQRコード決済のこともスマホ決済と呼びます。また、本日は触れませんが「Apple Pay」や「Google Pay」などスマートフォンを使って決済することを総じて「スマホ決済」と呼びます。
◆カード決済がメインのスマホ決済端末(Square、Airペイ、STORES決済、楽天ペイ等)
スマートフォンやタブレットと各社が提供する決済端末が必要

画像引用:Square(スクエア)公式ホームページ
◆QRコード決済がメインのスマホ決済(PayPay、LINE Pay、メルペイ等)
お店側は各商品のQRコードの紙を用意するだけです。またユーザーのスマートフォンのQRコードを読み込む方法もあります。

画像引用:PayPay公式ページ
ここでは、読者が分かりやすいように
①カード決済系のスマホ決済大手4社
②QRコード決済系のスマホ決済大手3社
の2つにカテゴリーを分けて、それぞれの業界大手を紹介します。PayPayなどのQRコード決済系を先にチェックしたいという方は、こちら(QRコード決済系のスマホ決済)をクリックしてください。
カード決済端末系のスマホ決済大手4社の比較表

出典:Squareホームページ、Airペイホームページ、STORES決済ホームページ、楽天ペイホームページ(実店舗決済)、楽天ペイホームページ(オンライン決済)(2022年9月現在)より筆者作成
カード決済系のスマホ決済の3つの特長!
それではカード決済系のスマホ決済の3つの特長を解説します。
特長①導入の手軽さ!カンタンに始められる
スマホ決済の大きな特長の一つは、手軽で始めやすいということです。各社が端末無料キャンペーンなどを実施しているため、初期費用を抑えてキャッシュレス決済を始めることができます。
また、決済手数料が3%程度であり、ひと昔前のクレジットカード決済端末を導入する場合の手数料が4~7%であったことを考えると、低く抑えられています。これからスマホ決済を導入する方は、以下の3つのステップでスマホ決済を導入することができます。
◆スマホ決済導入までの3つのステップ
②審査(審査が通れば③へ)
③アカウントが発行され、端末が手元に届く
各社ごとに導入までのスピードは異なりますが、申込から導入までには1か月程度かかります。しかし、導入スピードまでが、最も速いスマホ決済会社の一つは「Square(スクエア)」です。最短即日から利用できるケースもあります。
◆Square(スクエア)の導入スピードが速い3つの理由
②ビックカメラやヨドバシカメラなどで端末が販売されている
③端末があれば、ネットでアカウント発行後に即日カード決済利用が可能
もし、急に店舗外でのイベントを開催したり、あるいは現在使っているカード決済端末が故障した場合などであっても、すぐ対応することができるのです。
少しでも早くカード決済端末を導入したい場合は、Square(スクエア)の導入を下記の公式ページから検討してみましょう。※2023年3月1日よりSquareの端末価格の変更があり【定価37%OFF】となりました。詳しくは下記公式サイトをご覧ください。
特長②「クレジットカード決済」「電子マネー決済」「QRコード決済」と決済方法が多様にある
スマホ決済の大きな特長は、小さい端末の中に3つの決済機能があることです。
(2)電子マネー決済(Suica等)
(3)QRコード決済
たとえば、観光地で事業を行っている場合でも、観光客に対して現金以外に多数の決済方式で対応ができるようになるのです。決済方法が多数あるスマホ決済なら、さまざまな決済方法を利用したい観光客を取り込むことができるため売上増にもつながります。
下記は経済産業省が発表したキャッシュレス決済の決済方法の利用率をまとめたデータになります。キャッシュレス決済の利用率は2021年に3割を超えています。
◆キャッシュレス支払額及び決済比率の推移

下記の表は上記グラフの内訳ですが、多様な決済手段が利用されていることが分かり、このような決済方法にそれぞれ対応することで、より多くの顧客のニーズに対応できるようになることが分かります。
◆キャッシュレス決済比率の内訳の推移

特に「PayPay」の普及はめざましく、2022年8月には登録者が5,000万人を突破し、2.5人に一人がPayPayアカウントを持つまでに伸びております。それに対してデビットカードの利用率は年々上がっていますが、まだ1%を超えておりません。
このような傾向を踏まえると、キャッシュレス決済は以下の
②電子マネー決済
③QRコード決済
の3種類があれば、ほとんどの顧客ニーズに対応できることが分かります。
スマホ決済大手4社は、この3種の決済方法に対応しており、これからキャッシュレス決済の導入を検討する小規模事業の方でもカンタンに対応することができるのです。
ただし、注意点があります。「カード決済」と「QRコード決済」の入金タイミングはバラバラであることがほとんどです。そのため、最近増えてきているQRコード決済の入金が、カード決済に比べて遅かったり、入金頻度が少ないケースもあるのです。
しかし、Square(スクエア)なら、カード決済もQRコード決済(PayPay)も、全く同じ入金タイミングとなりますので、入金タイミングが決済方法ごとにバラバラのスマホ決済より、資金繰りを管理しやすいというメリットもあるのです。
このような入金タイミングについても事前に各社のホームページで確認しておきましょう。
特長③スマホ決済端末を持ち歩くことができるから「イベント」や「移動販売」などでも決済可能
カード決済端末というと、機器が大きいイメージがありますが、スマホ決済は下記のように小さい端末(10㎝程度)も存在します。充電が一日中持つので、コードで電源につながなくても使用でき、屋外での決済やテーブル決済にも利用できます。

画像引用:Square(スクエア)ホームページより
しかも、スマートフォンと端末はBluetoothで接続するだけなので、持ち歩いて決済をすることができます。スマートフォンにインターネットが接続できる環境であれば、どこでもカード決済や電子マネー決済、QRコード決済などを行うことができます。
スマホ決済は下記のようなシチュエーションで力を発揮します。
・移動販売車での決済
・出張サービス先での決済
・修理サービスなど相手先での決済
・店舗内でお客さんの目の前で決済
このように、いろいろな場所で決済を行うことができるのです。ただし、インターネット回線がない環境ではスマホ決済を使うことができませんし、3G環境だと回線スピードが遅く、決済がスムーズにいかない可能性もあります。
カード決済系のスマホ決済の5つの注意点
では次に、カード決済系のスマホ決済会社を選ぶにあたって事前に注意しておいた方が良い5つのポイントを解説します。
注意点①入金タイミングはいつなのか?1か月後か?翌日なのか?
スマホ決済会社は、各社ともに幅広い決済方法に対応するなど、切磋琢磨しておりますが、スマホ決済会社によって明確に異なる点があります。それが入金タイミングです。
小規模事業者や、開業したばかりの事業者にとっては手元資金が不足しないように、キャッシュフローを意識する上で入金は早いに越したことはありません。その点、Square(スクエア)であれば、翌日入金※を実現しております。(※みずほ銀行・三井住友銀行のみ、他銀行は毎週金曜日)
楽天ペイも、翌日入金を実現しておりますが、楽天銀行に限られます。メガバンクの2行で翌日入金に対応しているのがスクエアの強みといえるでしょう。詳細は、下記のSquare公式サイトを確認してみてください。
注意点②スマホ決済の端末デザインは?
もし、アパレル・カフェ事業者など、お店の雰囲気や世界観を大切にしている事業者であれば、端末のデザインにこだわりたい方も多いでしょう。日本で提供されているスマホ決済端末は、「Miura Systems」が提供する端末です。
下記は、筆者が各社のスマホ決済端末を数年前に実際に撮影した写真であり、いずれも色やロゴは異なりますが、同じ型の端末となります(※数年前の撮影であり、現機種とはバージョンが異なります)。
◆Miura Systemsが提供する端末

しかし、唯一Square(スクエア)だけは、自社開発の端末をリリースしています。Squareはデザイン面にこだわりが強く、スマートフォンにも合うようにシンプルなデザインになっているのです。
◆Square(スクエア)の端末

このように、レジ周りの端末のデザインにもこだわりたい場合には、Square(スクエア)が有力な選択肢となるのではないでしょうか?
注意点③決済スピードが早いのか?(レジ待ち対策)
もし、行列が絶えないような店舗の場合は、決済のスピードも売上に影響する一つの要素と言えます。なぜなら、決済スピードが遅いと、列に並んでいる顧客が、途中で購入をあきらめるケースもあり、年間で考えると大きな機会損失となります。
Square(スクエア)の決済端末は、自社開発であり決済スピードの速さも意識して開発された端末です。先ほども解説したとおり、この点は端末の決済時間のタイムを計るなどして開発しているSquare(スクエア)がおススメとなります。
注意点④スマートフォンなしでは、スマホ決済は導入できないのか?
スマホ決済は、スマホ決済会社から提供される(あるいは購入する)端末以外にも「スマートフォン」や「タブレット」が必要になります。ですから、お店にキャッシュレス決済を導入するにも、まずはスマートフォンが必要となります。
しかし、Square(スクエア)には、Squareターミナルという端末があり、この端末は
・決済端末
・プリンター
が一つになった端末です。
◆Squareターミナル

また、Square(スクエア)では、POSレジ機能を持っているSquareスタンドが提供されるなど、事業者にあわせた3つのスマートフォン決済があることが特徴です。カード決済から電子マネー決済、PayPayの受付もこれ一台で行うことができます。
そして、レシートの発行まで、決済にまつわる全ての操作をこれ一つで担うことができる決済端末であり、このようなオールインワン型の端末も存在するのです。

画像引用:Square(スクエア)ホームページより
そして、Square(スクエア)には「Square ロイヤルティ」という特典プログラムがあり、他社のポイントプログラムではなく、自社独自の特典プログラム(ポイント付与、特典プレゼント)を作ることもできます。Square のサービスを利用することで、店舗運営に必要な多くの機能をカバーすることができるのです。
注意点⑤古いスマートフォンやタブレットだと対応していない、もしくは動作が鈍いことがある
もし、お店で使っているスマートフォンやタブレットが古いものであれば、スマホ決済端末に対応していない場合があります。また対応している場合でも、動作が遅く、決済に時間がかかることがあるので、スマホ決済の際には、iOSやAndroidのバージョンを確認しておきましょう。
少なくとも下記バージョン以上であることが望ましいです。
Android 5.0以上 / Bluetooth 4.0以上
筆者の知り合いも古いiOSでスマホ決済を行っておりましたが、10回に1回程度の確率で、決済画面が固まったりして、お客さんをお待たせする場面がありました。
また、電子マネー決済の場合は、Androidが対応していなかったり、あるいは決済端末がAndroidに対応していなかったりするので、事前にスマートフォンのOSやバージョンを確認した上で、スマホ決済会社を選びましょう。
QRコード決済端末系のスマホ決済大手3社の比較表
以下は、事業者が導入を検討すべきQRコード3社のPayPay、LINE Pay、メルペイについての比較表です。
◆QRコード決済の3社の決済手数料一覧

※PayPayの決済手数料は、店舗の集客に活用できる「PayPayマイストア ライトプラン」への契約状況に応じて変動します。詳しくは公式ページでご確認ください。
出典:PayPayホームページ、LINE Payホームページ、メルペイホームページ(2023年2月現在)より筆者作成
QRコード決済系のスマホ決済の3つの特長
それではQRコード決済系のスマホ決済の特長を3つにまとめたので解説します。
特長①QRコード決済系のスマホ決済の一番の特長は「ポイント還元率が高いこと」だから利用者が多い!
PayPayは後発のスマホ決済事業者ですが、2018年12月に行った20%キャッシュバックキャンペーンが、大々的にメディアに取り上げられました。しかも、家電量販店のビックカメラがPayPayを導入していたために、高額家電商品でも20%のキャッシュバック対象となったことが反響を呼び、レジには長い行列ができました。
キャッシュバックキャンペーン詳細:第2弾100億円キャンペーン | PayPay株式会社
上限金額が100億円でしたが、たった10日間で上限金額に達したため、すぐにキャンペーンが終わってしまいました。その後LINE Payやau PAYなど各社も数十億円規模のキャッシュバックキャンペーンを行うなど、ユーザーにも「QRコード決済は還元率が高い!」というイメージが浸透し利用者が一気に増えました。
下記のグラフをご覧ください。ユーザーがキャッシュレス決済を使う理由をまとめた調査です。
◆キャッシュレス決済を使う理由

データ引用記事:消費者の約8割がキャッシュレス決済利用。しかし半数が利用しているサービスがなくて困った経験あり!一方個人事業主の導入率は約3割に留まる。理由「手数料がかかる・高い」「初期費用が高い」
全国の20~50代の男女256名と、実店舗を保有している個人事業主250名に対して行った調査結果ですが、利用者の多くが「ポイント」や「キャッシュバック」目当てでキャッシュレス決済を行っていることが分かります。
このような理由により、短期間で一気にQRコード決済を行うユーザーが増えたのです。現在もキャッシュバックキャンペーンは限定的に各社から実施されております。
昨今では、マイナンバーカードを普及させる目的で、マイナポイントをPayPay等のキャッシュレス決済と連携すると、最高20,000円のキャッシュバック※を受けることができます。
参考:マイナポイント事業
※キャッシュバックの条件や期間に関しては、マイナポイント事業のホームページでご確認ください
特長②決済手数料がクレジットカード決済より安い
2018年当初は、PayPayやLINE Payは決済手数料が0円で、事業者には負担がかからないため多くの事業者が導入を進めました。そのためわずか1年程度で、日本全国でPayPayやLINE Payを利用できるようになり、キャッシュレス化が全国で進みました。
しかし、2021年10月からPayPayの決済手数料の有料化が始まります。PayPayの決済手数料は1.60%(PayPayマイストアのライトプラン未加入の場合は1.98%)となり、LINE Payも1.98%(有料開始時点)と決済手数料の徴収を開始しました。
クレジットカード決済は、安いといっても3%程度の決済手数料がかかりますので利益に影響を与えます。その点QRコード決済は、PayPayやメルペイなどは決済手数料が1~2%台と安く、小規模事業者には導入しやすいメリットがあると思います。
PayPayに関してはもはや社会インフラのように全国で普及しており、これからキャッシュレス決済の導入を考えている小規模事業者は、まずはPayPayの導入を検討するのが良いのではないでしょうか?
特長③QRコード決済の決済方法は2つ「ユーザースキャン」と「ストアスキャン」
QRコード決済には以下の2つのQRコードの決済方法があります。
==>ユーザースキャン
(2)お店が、ユーザーのスマートフォンに表示されたQRコード(バーコード)を読み取る方法
==>ストアスキャン
しかし、多くのお店が導入するのは「(1)ユーザースキャン」になります。なぜならば、(2)のストアスキャンは、POSレジと連携する必要があり、大きな導入費用がかかることと、この方法に限り決済手数料がかかるためです。
そのためストアスキャンは、チェーン店などの大手の小売りが導入している方法であり、小規模事業者が導入する場合は、「(1)ユーザースキャン」に限られるのです。
QRコード決済の3つの注意点
注意点①○○ペイなど多くの会社が乱立し、どのQRコード決済が良いのか分からない!
日本はとにかく多くのQRコード決済が乱立しています、その一部だけを挙げても、
LINE Pay
楽天ペイ
メルペイ
au PAY
ゆうちょPay
ファミペイ
など、多くのQRコード決済が乱立しており、ユーザーやこれからキャッシュレス決済を導入する事業者にとっては、非常に分かりにくくなっております。これからQRコード決済を考える事業者にとって参考になるのは、やはり利用率でしょう。下記のグラフをご覧ください。
◆QR/バーコード決済の利用率

上記のグラフを見ると、やはりPayPayの利用率が最も高くなっております。またPayPayを展開するヤフー株式会社を子会社として持つZホールディングス株式会社と、LINE Payを展開するLINE株式会社が経営統合に合意したことから、今後はPayPayとLINE Payの連携や統合が進み、そう考えると、どのQRコード決済を導入するか迷っている事業者は、圧倒的に利用率が高いPayPayを導入すれば間違いはないでしょう。
直近のPayPayのプレスリリースによると、PayPayの登録ユーザーが5,500万人を突破したことがリリースされており、もはや日本の決済インフラの一つとして定着しつつあるのが読み取れます。
参考:「PayPay」の登録ユーザーが5,500万人を突破!~本人確認(eKYC)済みユーザーも1,500万人を超え、より安全安心な社会インフラサービスへ~(PayPay株式会社)
しかし、ターゲットユーザーが主婦であったり、アパレル事業分野である場合は、メルカリが運営するメルペイも検討すべきでしょう。なぜなら、メルペイはメルカリの売買で得た利益で決済することが可能で、洋服や靴などメルカリによく出品されている商品と相性が非常に良いからです。
もし、なるべく多くの決済に対応しようとすると、以下のデメリットが生じます。
・それぞれ決済の利用方法を覚える必要がある
・データ管理の一元化ができない
このようなことを避けるためには、主要QRコード決済のPayPayに対応しているオールインワンの「Squareターミナル」を導入することで、カード決済から電子マネー決済、PayPayなどを一つの決済端末に集約することができ、レシート印刷にも対応することができます。
注意点②QRコード決済は、電子マネー決済に比べて面倒
筆者も過去にビックカメラでQRコード決済を行いましたが、自身のスマートフォンでQRコードをかざして、ビックカメラのバーコードリーダーで読み取り、さらに金額をスマートフォンに入力し、店員と一緒に金額を確認するという方式(ユーザースキャン)は非常に面倒です。
QRコード決済にはもう一つの、お店がユーザーのスマートフォンに表示されたQRコード(バーコード)を読み取る方式もありますが、この方式はPOSレジのカスタマイズが必要なため、数百万円の費用が事業者に求められるので現実的とは言えません。
LINE PayはQRコード決済用にクレジットカード登録ができないため、ファミマの「Famiポート」等を利用してチャージするか銀行口座からチャージしなくてはならないのが手間です。
また、LINE Payの「コード支払い」は指紋認証付きか、あるいはFace IDのスマートフォンではない場合、いちいち6桁のパスワードを入力しないと決済できないので決済が面倒です。筆者は古いiPhoneですが、たまにしかLINE Payを使わないのでパスワードを失念してしまい、最近ではLINE Payを使っておりません。古いiPhone所有者には、このようなユーザーは多いのではないでしょうか?
PayPayとLINE PayなどのQRコード決済は、電子マネー決済と比べて手間がかかるデメリットがあります。
注意点③無料ではありません!決済手数料が発生します
PayPayやLINE Payが行っているQRコード決済各社の決済手数料が0円というのは昔の話です。
実際には決済を行うために多大な「インフラコスト」がかかっており、その分をPayPayやLINE Payが事業者の代わりに支払っているだけで、QRコード決済が世の中に普及しきった頃には、カード決済系のスマホ決済と同様に決済手数料が発生するようになりました。
当初、大々的に「決済手数料無料キャンペーン!」を各社行っていましたが、すでにクレジットカード決済と同様に決済手数料が発生しているので、導入前に念頭に置いておきましょう。
スマホ決済は今後、急激に広まる!
コロナ禍を経て、スマホ決済は急激に事業者に普及しました。経済産業省の資料によると、2021年のキャッシュレス決済の割合は32.5%ですが、日本政府は2025年には4割程度の普及を目指しており、国を挙げてキャッシュレス決済を後押ししております。
もし、スマホ決済をこれから導入するという会社があれば、決済スピードが早く、入金タイミングも早い、Square(スクエア)をおススメします。なぜなら決済のスピードは売上にも影響が出てきますし、入金タイミングが早ければ、キャッシュフローがより安定するからです。
端末費用も定価37%OFFとなり、さらに導入しやすくなりました。詳細な情報を確認する場合は、下記のSquareの公式ページで確認してみてください。
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※本記事はスクエア株式会社提供によるスポンサード・コンテンツです。