【2017年版】スマホ決済大手3社比較!各社の強みとは?

日本では2012年頃からサービスが開始されたスマートフォンのイヤホンジャックに小さな機器(クレジットカードを読み取る)を使ってクレジットカード決済を行うスマートフォン決済、いわゆる「スマホ決済(モバイル決済)」の導入が急激に増えています。

スマホ決済の導入が増えている背景には、下記のような理由があります。

1:導入の手軽さ
2:手数料の安さ
3:入金の早さ

導入する事業者にとってもデメリットらしい、デメリットはないため、今後も導入する事業者は増えつづけるでしょう。日本では大手3社(ペイパルヒアは2016年1月31日で撤退)がこの市場でサービスを展開しており、手数料もほぼ横並びです。ではどういった点に注目してスマホ決済の会社を決めるべきでしょうか?

本日はインターファクトリーでWEBマーケティングを担当している筆者が各社の強みを紹介しつつ「スマホ決済」について解説いたします。

スマホ決済サービスの大手3社を徹底サービス比較!

スマホ決済大手3社

※PayPal Here(ペイパルヒア)は2016年1月末に撤退

各社のサービス・料金は、ほぼ横並びで大差はありませんが、それでも各社ごとに強みは異なります。あなたの会社にあった決済サービスがわかるように各社毎に解説していきます。

無料のPOSアプリがダウンロードできるSquare(スクエア)!

独自のPOSレジのアプリが無料でダウンロードできる「Square(スクエア)」は、単に決済だけでなく、タブレットやスマホにPOSの機能を持たす事ができるので、店舗ならば、POSとお客様の間をいったりきたりせず、お客様につきそって顧客本位な接客が可能になります。

またPOSアプリと連動していると、いわゆるレジの”二度打ち”が不要になります。Square以外の各社も、各POSアプリと連携可能ですが、有料ということもあり、その点に関しては独自無料POSアプリを持つSquareが一歩優位です。ただ業界内では有料アプリのユビレジが顧客管理も可能で、一番使いやすいと評判ですので、ユビレジは各社とも連携しており、無料トライアルが用意されています。

楽天銀行の口座があれば、一番手数料がお得な楽天スマートペイ!

すでに楽天銀行で口座を開いている場合は、振込時の入金手数料が無料になる「楽天スマートペイ」がコストが安くすみます。楽天銀行で口座を開くという条件がつくが、その場合3社で一番手数料が安くすみます。

POSレジアプリも各社と連携しておりますし、すでに楽天銀行の口座や、ECなどの事業で楽天のサービスをで受けているという方は、楽天スマートペイを選ばない理由はありません。

国産スマホ決済サービスのCoiney(コイニー)は細かい丁寧なサービスが特徴!

国産の「Coiney(コイニー)」の強みは、日本の独自慣習に対応した点です。例えば、日本では、なじみのリボ払いや分割払いに対応したり、地方銀行とパートナーシップを結んだりと日本市場に合わせた対応するのがCoineyの強みです。

オンライン決済も用意されており「Coinryペイジ」は、Coinryを導入した事業者自身が決済用のWEBページをカンタンに用意することができ、事業者は、お客様にそのURLを送信すれば、お客様はそのURLから、場所を選ばずカンタンに決済できる仕組みで、これは大変便利です。

また、訪日中国人向けに中国で一番普及しているチャットサービスのWeChat(日本で言うLINE)を利用した、WeChat Payの決済サービスを2017年中に展開予定とのことで、中国人需要を取り込みたい事業者は店先にWeChat Payのロゴを用意すれば、訪日中国人に大いにアピールできるでしょう。なぜなら中国ではWeChat Payがスマホの普及とともに急速に利用者が増えているからです。

Coineyは今後も市場に合わせた細かいサービスを展開していくと思われます。ホームページにもサービスガイドが用意されており、充実したサポートを受けたいという考えの方は、Coineyが一番です。

その他にもある、独特な強みがあるスマホ決済サービス会社とは?

Anyware(エニウェア)

Docomoと決済ソリューションで協力しており、手数料は3.48%と少し高いものの、銀聯カードに対応しており、また簡易的ではあるが、POSレジ機能があるため、レジ機能が最小限でよいという事業者には、ちょうどいいサービス。また国内サービスでドコモと協力体制にあるため信頼感は高い。

Payment Meister(ペイメント・マイスター)

Payment Meisterの最大のメリットはなんといっても、電子マネーSuicaの決済も対応したマルチ決済対応の端末が用意されていることです。Suicaの決済を使うためには、JRの厳しい審査基準を乗り越えなくてはいけないため、それに対応したスマホ決済端末があるのはPayment Meisterだけです。ただ導入には三菱UFJニコス株式会社の契約や、端末がiPadではなくてはいけないなど縛りもあります。

端末が宅配便で届いたら、すぐに使える!スマホ決済の端末

端末が届いたら、各社指定のアプリをインストールして、メールアドレスを登録するだけで、実際の使用に関しても、従来からスマホアプリなどに慣れていれば、誰でも使えるインターフェースになっています。

スマホ決済のメリットとは?

メリット1:導入が手軽

✔審査を含めて1週間程度で導入可能
✔初期費用や端末費用が無料
✔設置機器はスマホやタブレットにつなぐ小型の読み取り機

 

square

※画像はSquareのホームページより引用

スマホ決済の最大の魅力はその導入の手軽さです。通常のクレジットカードの読み取り機であれば端末導入コストが10万円前後はかかりましたが、スマホ決済の場合は、各社とも端末を無料で提供しています。また、その端末の上記の写真のようにスマホやタブレットのイヤホンジャック等に刺すだけなので、あらゆる個人事業主にも手軽に導入できます。

開始手続きもホームページより簡単にできます。各社とも身分証明書(免許証、パスポート、健康保険証)を写真でとり、それをWEB画面にアップロード、あとは事業の内容や金融機関の情報を入力していくだけです。その後審査結果をメールで受領します。審査が通れば、申込から一週間程度もあればスマホ決済を開始できます。端末も宅配便で送ってきてくれます。

メリット2:手数料の安さ

スマホ決済サービス各社で、若干の差ことあるものの、手数料が3.24~3.75%と安いことです。スマホ決済は当初5%近い手数料でしたが、各社参入したため、現在の3.24%程度に落ち着きました。通常飲食店などの通常のクレジットカード決済が6%程度に対して、かなり安い手数料であると言えます。

振込手数料

振込手数料に関しては、各社特色がことなります。例えば「楽天スマートペイ」だと楽天銀行の口座に限り、振込手数料が無料になります。Squareは振込手数料が無料です。Coineyは10万円以上の高額取引に関して無料になります。

いずれにせよ、振込手数料が条件さえ整えば無料というのは個人事業主にとっては大変ありがたいサービスです。

メリット3:入金の速さ(支払いサイト)

事業者にとってのスマホ決済の最大の魅力はその入金の速さだと思います。なんと「Square」と「楽天スマートペイ」に関しては、銀行の指定条件はありますが翌日入金です。また「Coiney」も月6回の入金に対応しています。

従来のクレジットカード決済は、電話回線でのバッチ処理がメインのため、入金も月に1回か2回でした。しかしスマホ決済は、リーダー端末からインターネット回線で瞬時にデータセンターに情報が送られているため、このような早い入金サイトが実現できているのです。資金繰りが厳しい個人事業主には、大きなメリットになります。

スマホ決済の課題とは?

急成長中のスマホ決済の課題は、いくつかあります。

課題1:スマホ決済のユーザーが45歳と高齢

日本でスマホ決済の導入を検討しているユーザーの平均年齢が45歳(Coineyの利用事業者平均年齢)であり、従来スマホやタブレットに親しんでいる層よりも年齢が高いため、スマホ決済の普及に課題があります。そのためスマホ決済自体に抵抗感があったりする世代でもあるため、普及のためには単にインターネット広告だけでは、それらの世代にリーチするのは難しいでしょう。

その点をうまく営業展開しているのがCoineyです。Coineyは事業戦略は、特定の事業セグメントを重点的にシェアの拡充を目指しており、例えばCoineyは自転車販売業界に力を入れており、その理由は一回で高額な支払いのある高額中古自転車の場合、お客様も高額なお金を持ち歩くのも不安がありますので、信頼している自転車販売業者であれば、ユーザーもクレジットカード支払いに抵抗がありません。

このように、ユーザーの業界に合わせた営業活動を業界毎にしていくことで、単なるインターネットの広告による展開だけでなく、各業界に営業展開していくことが普及の鍵となるでしょう。

課題2:時代おくれな磁気ストライプ、今はICカード型が主流に!

クレジットカードのスキミングによる、不正が一時期ニュースでも話題になりました。それを受けてクレジットカード業界も、セキュリティー向上のためカード規格「EMV(EuroPay、Matercard International、Visa Internationalで合意したICカードの統一規格)」がスタンダードになりつつあります。スマホ決済サービス各社もその流れを受け、磁気読み取り型から新端末のICカード型をリリースしております。

※下記画像は、Squareホームページより、ICカード方式を説明した画像です。

ICカード方式

Square社のホームページより画像を引用

「Square」「Coiney」「楽天スマートペイ」ともにICカードの読み取りに対応した端末を作っていますが、「PayPal Here」はこの規格の対応を見送ったため、スマホ決済サービスを2016年1月31日をもって終了しています。

ユーザーのクレジットカード決済に対する不安を少なくするICカード方式は現在は欠かすくことできません。またNFS(Near Field Communication:スイカのような非接触ICカード)も利便性と安全性の両面から今後注目ですが、決済方法手段としては、まだ限定的です。日本政府も2020年までに国内で流通する全てのカードのIC化を表明したこともあり、当面はICカード方式が主流となるでしょう。

スマホ決済の今後は?

このような手軽な決済方法が進めば、事業者の利用ばかりでなく、個人でのスマホ決済の利用が進む可能性があります。

そうすると例えば、飲み会などで大勢で飲むときに現金を持ち合わせてないメンバーがいる事もよくあると思いますが、幹事がカード端末をもっていれば、クレジットカードで会計を仲間内でスムーズにすることもできます。入金も翌日から数日程度と利便性が高く、個人の利用にも大きな可能性があります。

そういった世の中になるには、スマートフォンとクレジットカードのNFC対応の普及が欠かせないと思います。いずれにせよ、今後もスマホ決済は急激に普及していくことは、キャッシュレスの一役を担っていくことは間違いないでしょう。



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ABOUTこの記事をかいた人

井幡 貴司

forUSERS 代表。 株式会社インターファクトリーのWebマーケティングシニアアドバイザーとして、マーケティング支援や多数セミナーでの講演を行う。