アパレル系ネットショップの基礎知識と開業方法


「ネットショップは敷居が高そう」と思われる方もいるかもしれませんが、実店舗と比べると低コストで開業ができ、いくつかのポイントや流れを把握すれば、上手く運営していくことが可能です。

なかでもアパレル商材を扱うネットショップは、実店舗が不要なこともあり、開業資金がかからず初期費用を抑えて立ち上げることができます。また、商圏も広げやすく、高い収益性を確保しながら運営することが可能です。

アパレル業界のネットショップを軌道に乗せるには、アパレルネットショップの種類を把握し、どんなコンセプトのブランドを立ち上げるか決め、事業計画書を作成する必要があります。ネットショップの出店方法、商品ページの制作、集客の工夫や、在庫・発送管理も大切な業務になります。ネットショップは競合が多いため、成功するにはこうした段階をしっかり踏んで進めていく必要があります。

また、ネットショップ共通のポイントはもちろん、アパレル商材の特性を把握しておき、商品の色の伝え方などの注意点を理解しておく必要もあるでしょう。本記事は、アパレルネットショップの基礎やネットショップ開業までの流れ、おさえておきたいポイント、注意点などについて詳しく解説します。

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目次

① アパレル市場や動向について
② アパレルネットショップと通常ショップの違い
③ アパレルネットショップで販売するメリット
④ アパレルネットショップの種類は?
⑤ アパレルネットショップを立ち上げるのに必要な7つのステップ
⑥ アパレルネットショップの開業資金は?
⑦ 開業資金の調達方法は?
⑧ アパレルネットショップの利益率をあげるには?
⑨ 成功するために必要な4つのポイント
⑩ アパレルネットショップを開業するにあたっての注意点

アパレル市場や動向について

さまざまなネットショップ業界の中でも、アパレル事業は、市場規模が大きく、関心の集まっている業界です。

2023年8月に経済産業省から発表された2022年度の物販系分野のアパレルの市場規模は2兆5,499億円で、前年比伸び率が5.02%、EC(ネットショップ)化率は21.56%と、物販系の中でも比較的ネットショップ化が進んでいる市場といえるでしょう。

参考:経済産業省「電子商取引に関する市場調査の結果を取りまとめました」(2023年8月31日掲載)

アパレルネットショップと通常ショップの違い

アパレルネットショップは、「季節や流行の影響を受けやすい」点と、「サイズや色など、同じ商品でもバリエーションをそろえる必要がある」点に気をつけて運営する必要があります。

① 季節や流行の影響を受ける

流行の変動が激しいアパレル業界は、季節や流行といった外的要因の影響を受けやすいのが特徴です。したがって、流行遅れや季節外れの商品は売れづらい特徴があります。次の年まで商品を持ち越すと、流行が終わっていて全く売れないという事態も発生しかねませんので、トレンドや季節感を意識して計画を立てていきましょう。

② サイズや色などのバリエーションをそろえる必要がある

顧客のニーズに応じるためには、S、M、Lといった一般的なサイズ展開に加えて、カラーバリエーションもそろえる必要があります。ただし、バリエーションを増やせば増やすほど、在庫の数が膨れ上がります。ターゲットのニーズやブランドコンセプトに合わせて商品やバリエーションを絞り込むことも、ポイントになります。

アパレルネットショップで販売するメリット

ネットショップで商品を販売する共通のメリットとして、「低予算で始められる」「低予算での運営ができる」「場所を選ばない」「デザインの自由度」があげられます。それぞれについて具体的に解説していきます。

① 低予算で始められる

ネットショップはパソコンさえあれば開業することができるので、低予算で始められます。実店舗を開業する際には、テナントとの契約金などが発生するほか、月々の賃料や光熱費、什器代といった維持費がかかりますが、ネットショップはテナント賃料も発生しないため、コストを抑えて手軽に開業できます。

② 低予算での運営ができる

実店舗運営に関連する固定費を抑えられるので、低予算での運営が可能です。さらに販売価格、仕入れ価格の設定、プラットフォームの見直し、広告費の削減などの販売施策を立てることで、高い利益率を保ったまま運営することも可能です。

③ 場所を選ばない

遠方のお客様であっても時間と場所に左右されることなく気軽に購入できるので、実店舗の半径数キロだけでなく、全国各地が商圏となりますさらに、海外への販売も可能です。

運営者側としても、場所や時間に左右されずに販売することができ、仕入れや販促などの施策に時間を割くことができます。

④ デザインの自由度

ネットショップの大きな利点として、ショップの世界観を自由に作り込めることが挙げられます。顧客層や着用シーン、商品の価格帯に合わせたデザインを意識しながら、他社とは違う商品をそろえたり、魅力を発信したりして、オリジナリティのあるブランドを確立していきましょう。

アパレルネットショップの種類は?

次に、アパレルネットショップの種類について確認していきましょう。アパレルショップには、大きく分けて「セレクトショップ」と「オリジナル商品を販売するお店」の2種類があります。

① セレクトショップ

お店のコンセプトに沿って、複数の既製品のブランドを仕入れて販売する方法です。世界中のさまざまなブランドを取り扱うことが可能ですが、バイヤーのセンスが問われます。商品への知識の豊富さと理解の深さが大切であり、トレンドに敏感であることが求められます。

商品によっては競合が多く、価格競争が激化することもありますが、その分ニーズも多いため、上手に活用できれば売上の向上につながるでしょう。

② オリジナル商品を販売するお店

独自の商品を販売する方法です。競合と商品がかぶることはないので価格競争になる心配はありませんが、オリジナル商品として他社製品にはない価値を提供する必要があり、初期費用もそれなりにかかります

また、サンプルの作成から生産の準備、商品管理など、多くの知識と段階が必要になります。オリジナル商品を販売する場合は、ブランド立ち上げサービスなどを利用するのもよいでしょう。

アパレルネットショップを立ち上げるのに必要な7つのステップ

アパレルのネットショップを開業するには、以下の7つのステップが必要です。

開業する具体的な流れについて、順を追って解説していきます。

① ブランドのコンセプトを決める

ブランドコンセプトとは、そのブランドが商品を通して顧客にどのような価値や役割を提供できるかを言語化したものです。自分のネットショップがより多くの方に選ばれ、かつ親しんでもらえるよう、まずはブランドのコンセプトを決めましょう。

ブランドコンセプトを決定するには「ターゲットを設定する」「ブランドプロミスの作成」「ブランドストーリーの作成」「ブランドの強み・独自性・実績」といったことを洗い出す必要があります。具体的には以下のとおりです。

・「ターゲットを設定する」=どのようなユーザーを対象にするのか
・「ブランドプロミスの作成」=ブランドが顧客に対して約束する品質や機能、価値は何か
・「ブランドストーリーの作成」=自社が提供する価値をどう表現していくのか
・「ブランドの強み・独自性・実績」=どのような世界観の商品を提供するのか

② 事業計画書を作成する

ネットショップ開業にあたって、事業計画書の作成は法的に必須ではありませんが、作成することで事業のコンセプトが明確になり、経営の意思決定の指針となります事業がうまくいかないときに、事業計画書を読み返すことで、計画の問題点が見つかることもあるでしょう。

なお、社外的にも、金融機関などからスムーズに融資や出資を受けられるように、事業計画書は作成しておくとよいでしょう。

ブランドコンセプトに合わせ、ブランドの強みなどをしっかりと考えて事業計画書を作成するようにします。

③ 商品を用意する

アパレルネットショップの商品を準備する方法には、次のようなものがあります。

・自分のブランドを作る
・国内の仕入れサービスから仕入れる
・メーカーに直接交渉する
・海外のサービスを利用して仕入れる
・海外で買い付ける

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

③-1 自分のブランドを作る

コンセプトやイメージに合った商品を製作し、自分のオリジナルブランドを立ち上げる方法です。材料の細部までこだわることができ、顧客のニーズも反映しやすい傾向があります。

ただし、経験やテクニックがある程度必要になるため、デザイナーとしてアパレル業界で働いていた人や、ハンドメイドに自信のある人向けの選択肢といえそうです。また、初期費用がかかることや、商品の製作・完成までに時間を要することなどを考慮したうえで検討する必要があります。

③-2 国内の仕入れサービスから仕入れる

取り扱う商品を探すのにかかる労力や時間を節約するために、仕入れサービスのサイトを利用する方法もあります。直接関わりがない専門業者から商品を仕入れることが可能で、オンライン上での取引や複数の仕入れ先とのやり取りができるなど、簡単に商品の仕入れができることがメリットです。低ロットの設定がない仕入れサイトであれば、リスクや初期費用も少なく済むでしょう。

ただし、競合との差別化が難しくなるため、価格設定など独自の対策で差別化を図ることがポイントになってきます。

③-3 メーカーに直接交渉する

アパレルネットショップで商品を仕入れる場合、既存ブランドのメーカーに直接交渉する方法が一般的です。仕入れの際には「一定数以上の発注」「ショップの実績」といった条件を求められることがありますが、契約を結べば安定して商品の仕入れができるなど、メリットも多い方法といえるでしょう。

③-4 海外のサービスを利用して仕入れる

英語などの外国語が堪能な場合や、国内ではあまり流通していない商品を販売したい場合は、視野を広げて海外の仕入れサイトを検討してみるのも一つの方法です。海外の仕入れサイトを利用する場合は、最初に少しだけ商品を仕入れてみて、納期や商品の品質、ショップの人の対応に問題がないか確認しておくと安心です。

③-5 海外で買い付ける

商品が生産されている国や地域に実際に足を運んで、商品の仕入れをするのも一つの選択肢です。オリジナリティ溢れる商品を展開することができ、競合との差別化にもつながります。また、仕入れ先によっては低価格で商品を買い付けることも可能で、その場合は高い利益が期待できます

④ ネットショップへの出店方法を決める

ネットショップへ出店する主な方法は、「ショッピングモールに出店する」「自分でサイトを立ち上げる」「ネットショップ作成サービスを利用する」ことが考えられます。

④-1 ショッピングモールに出店する

ショッピングモールとは、一つの大きなサイト上に多くの事業者が出品・出店している、インターネット上のショッピングモールのことです。多くの方が思いつくのが、Amazonや楽天市場などといったショッピングモールではないでしょうか。

ショッピングモールの強みは、何といってもそのショッピングモール自体の「集客力」でしょう。用意されているプラットフォームに出店するため、1からサイト構築を行う必要もなく、セキュリティ体制も強固なので、安心して取引ができます。ネットショップの集客に時間や労力をかけたくない方におすすめの方法といえます。

ただし、ショッピングモールにはさまざまな規則があるためブランディングに弱いことや、価格競争に陥りやすいこと、手数料などが発生することなど、デメリットもあります。

④-2 自分でサイトを立ち上げる

自社で独自のドメインをもつネットショップ(自社サイト)を構築し、運営をする方法です。集客からブランディング、顧客管理までを行います。何といってもデザインの自由度、カスタマイズ性が魅力です。独自の販売システムを構築したい大規模な企業に向いた手段といえるでしょう。

関連記事:ネットショップ構築サービス12選!選び方と特長を徹底比較

インターファクトリーのebisumart(エビスマート)は、アパレルネットショップ立ち上げの実績も多数ございます。オリジナリティのある自社サイトを構築したい場合は、他社サービスとあわせてぜひご検討ください。

公式サイト:クラウドECプラットフォーム「ebisumart(エビスマート)」

④-3 ネットショップ作成サービスを利用する

ショッピングモールへの出店や、自前でのネットショップ構築が難しい方は「ネットショップ作成サービス」の利用がおすすめです。無料のサービスもあり、ソフトやアプリをインストールする必要がなく、個人でも初心者でも簡単にネットショップを構築することができます。

関連記事:無料で始められる!個人向けのネットショップおすすめサービス

⑤ ネットショップや商品ページを制作する

出店方法が決まったら、次にネットショップや商品ページの制作を行います。制作にあたっては、以下の3つのポイントを押さえておきましょう。

⑤-1 購入しやすいデザインを心掛ける

ユーザーの滞在時間を延ばすためには、シンプルなデザインにすることがポイントです。無駄な情報を省き、一目で分かりやすく、必要な情報を提供できるようにしましょう。

⑤-2 決済手段を充実させる

決済手段の選択肢が少ないと、ユーザーの購入機会を失ってしまうことも考えられます。決済手段のラインアップを充実させて、購入率を下げないようにしましょう。

関連記事:【徹底解説】自社ECサイトで使うべき9つの決済方法

⑤-3 商品写真や紹介文は分かりやすく

アパレルのネットショップでは、商品の写真や紹介文をできるだけ分かりやすくする必要がありますたとえば、商品の写真だけでなく、マネキンやモデルによる全身コーディネート写真を掲載したり、身長別のモデルの写真を掲載したりするなど、画面越しに服の着用イメージを伝える配慮が大切です。

また、写真だけでは伝えにくい内容を分かりやすく説明文に入れるようにします。特に、サイズ、着心地、質感、色合い、デザイン、素材に関する情報は、文章でしっかりと掲載するのがよいでしょう。

⑥ 集客を行う

ネットショップを開店しただけでお客様に見つけてもらうことは難しいため、積極的に集客を行うことが重要になってきます。

⑥-1 SNSでの集客

ネットショップの集客の鍵となるものの一つが、SNSの活用です。拡散力が高く、情報発信の場として有効といえます。また、基本的に費用もかからないため、初心者でも手軽に始められるのが特徴です。

⑥-2 SEO対策

SEO対策とは、自然検索でネットショップの検索結果を上位表示させ、検索流入を増やすための対策のことです。SEO対策をすることで、多くのユーザーがショップのサイトにアクセスしてくれる可能性が高まるため、集客力アップにつながります。

⑥-3 広告

Web広告の配信先の選定からターゲティング、成果測定、改善までを行います。ネットショップの顧客を増やすために、まずは認知度の向上が鍵となります。Web広告を活用し、ターゲット層に対して自身のネットショップの存在を宣伝することで、潜在顧客にアプローチし、集客へとつなげます。

⑥-4 メールマーケティング

メールを活用したマーケティングでは、ユーザーの興味を引くコンテンツの送信を心がける必要があります。注文へのお礼メールをはじめ、ユーザーごとにカスタマイズされた内容のメッセージを送ることが大切です。目的やターゲットユーザーのアクションに合わせ、適切なタイミングで配信していきます。

⑦ 在庫管理・発送業務を行う

ネットショップでは、商品の在庫管理と発送業務は必須です特にアパレルの場合、サイズやカラー展開が多いため、在庫管理は慎重に、間違いのないよう留意しなければなりません。

関連記事:ネットショップの在庫管理方法と在庫管理システムを徹底解説

アパレルネットショップの開業資金は?

アパレルネットショップを開業する場合、主な費用はどのくらいになるのでしょうか?それぞれの内訳を見ていきましょう。

① 商品の仕入れやオリジナル商品の作成費用:50~100万円

開業費用の大半は、商品の仕入にかかるコストとなります。なお、まとまった資金がない場合は、無在庫販売を採用する方法もあります。その場合、総予算3~4万円程度でも開業自体は可能です。

関連記事:ネットショップの無在庫販売の特徴や注意点と進め方

② パソコンやカメラ、プリンターなどの撮影機材の費用:10~30万円

アパレルの場合、ネットショップに掲載する商品写真のクオリティは売上に大きく影響しますできるだけ機材にこだわり、高品質な画像を掲載するようにしましょう。

③ ネットショップ構築費用:10~50万円

前述の通り、ネットショップの構築方法はさまざまですが、独自ドメインの自社サイトを構築する場合は高いコストが発生するケースが多いです。

関連記事:ネットショップ構築サービス12選!選び方と特長を徹底比較

開業資金の調達方法は?

ネットショップの開業資金を調達する方法としては、以下のようなものがあります。うまく活用することで、開業にかかる負担を抑えることが可能です。

① 融資を受ける

信用保証付きの融資を金融機関から受けることや、日本政策金融公庫の融資制度を利用して、資金調達を検討しましょう。

② 補助金を活用する

補助金は、事業や活動の支援を目的に、国や地方公共団体、民間の組織が原則返済不要の金銭を支給する制度です。ネットショップで活用できる補助金は、事業再構築補助金、IT導入補助金、小規模事業者持続化補助金のほか、各自治体が提供するIT補助金などが代表的です。

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アパレルネットショップの利益率をあげるには?

アパレルショップの利益率を最大限引きあげる方法として、以下の3つが考えられます。

① 安く仕入れて高く売る

原価を抑えるのは大前提ですが、原価を抑えようとして商品の品質を下げてはいけません仕入れルートの見直し、仕入れ量の増加、業者との価格交渉などを実施して、できるだけ安く仕入れる工夫が必要になります。

② セット売りをして客単価をあげる

セット売りはバラ売りよりも商品数が多いことから、顧客単価の向上が見込めます。まとめ買いでお得になるなど、お客様にとってもメリットのある方法が効果的です。

③ リピーターを増やして広告費を削減する

リピーターを増やすことで、新規顧客獲得のための広告費用を削減できます。もちろん、リピート施策に対しての費用はかかりますが、新規顧客の獲得にかかる費用と比較すると安く抑えられる場合が多いでしょう。

成功するために必要な4つのポイント

実際にアパレルネットショップを運営するにあたって、必要なポイントは以下のとおりです。

① 顧客のニーズに合わせて商品を展開する
② サイトの宣伝・集客のために広告運用をする
③ データ分析・改善を行う
④ ネットショップのコンテンツを充実させる

それぞれについて解説していきます。

① 顧客のニーズに合わせて商品を展開する

顧客のニーズは常に変化するものです。そうした変化をキャッチしながら、顧客が求める商品を展開することを心掛けますまた、新商品や季節感のある商品のラインアップを充実させるなど、ファッションに敏感なお客様を飽きさせない工夫も必要です。

② サイトの宣伝・集客のために広告運用をする

SNSや広告を活用した集客、SEO対策などを実施し、ネットショップへのアクセス数を増やしていきましょう。数多くのネットショップから自社サイトを見つけてもらうために、広告運用は効果的な施策の一つといえます。

③ データ分析・改善を行う

アパレルネットショップを成功させるためには、ITツールを活用し、常に顧客データの分析・改善を繰り返し行うことも忘れないようにしましょう。

④ ネットショップのコンテンツを充実させる

お客様にとって満足度の高いコンテンツを作成しましょう。特に、購入後のアフターサービスは、満足度の向上につながりやすい傾向があります。サービスや商品の説明について、ページデザインや文章を分かりやすくする掲載することで、お客様に与える印象がよくなります。

アパレルネットショップを開業するにあたっての注意点

アパレルネットショップ運用において、以下の3点に気を付けましょう。

① 商品画像と実際の商品の色が違う

撮影機材や画像の加工環境を整え、実際の商品カラーとのギャップをできるだけ減らしましょうそれでも、PCの環境によっては、画像と実物が多少異なる可能性があることをあらかじめ伝えておくと安心です。

② 運営のスケジュールやスタッフの調整で無理してしまう

1日の運営スケジュールや、従業員の配置を確認し、無理のないよう計画的に進めましょう。

③ 競合が多い

ネットショップは競合が多く、数多くのショップに埋もれやすいです。認知度の向上につながる施策のほか、他社との差別化を図れる「強み」を持ち、しっかりとアピールすることがポイントです。

まとめ

アパレルネットショップを立ち上げることは、比較的簡単にできるといえます。しかしそれを成功へと導くには、業界の特徴や流行を押さえ、効果的な運営ができるかどうかにかかってきます。

また、アパレル商材の特性上、サイズやカラー展開についてはできるだけ正確に伝えることがポイントです。そのために、撮影の機材選びや着用イメージの撮影方法など、さまざまな観点を考慮したコンテンツ制作が必要になるでしょう。ご自身がイメージするネットショップを構築するため、本記事を参考にしていただけると幸いです。

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首藤 沙央里
2019年9月、株式会社インターファクトリーに入社。 マーケティングチームにてオウンドメディア運用を担当し、年間40本以上の記事を掲載。 社内広報、採用広報に加え、EC業界やクラウドコマースプラットフォーム「ebisumart」についての情報発信も行う。