【完全解説】無料でECサイトを開設するための4つの方法

ECサイトを無料で開設する方法を検討しているのではないでしょうか?

「実店舗の商品をECサイトで販売したいけど、初期費用をおさえたい!」
「自分でビジネスを始めたいが、ECサイトをできるだけ安く作れないか?」
「会社からEC担当に任命されたが、お金をかけずにサイトを作れるのか?」
「ECサイトを自分で作ってみたい!」

実はECサイトは無料で開設することが可能です。方法は下記の4つです。

①Yahooショッピングに出店する
②BASEやSTORES.jpなどの無料ASPを使う
③オープンソースでECサイトを作る
④WordPressで無料のECサイトプラグインを使う

しかし、どの方法であっても商品が売れた時に決済手数料が数%かかったり、広告費が発生するので完全に無料な方法は存在しません。

本日はebisumartでWEBマーケーティングを担当している筆者が、無料でECサイトを開設する4つの方法について7つの視点から解説いたしますので、これからECサイトを始める方は、最後までこの記事を読めば、どの方法でECサイトを開設するべきか理解することができるでしょう。

(1)初期費用が本当にかからない方法はYahooショッピングと無料ASP

本日紹介する4つの方法は全て初期費用等は1円もかかりません。しかし、完全に無料というわけではありません。まずは下記表をご覧ください。

◆初期費用比較

「①Yahooショッピング」の登録と「②無料ASP」の方法は初期費用はかかりません(ともにライトプランなどの無料コースを選択した場合に限ります)。

「③オープンソース」や「④WordPressのプラグイン」でのECサイト構築方法では、実はサーバー代やドメイン代がかかります。サーバーは安いものは月額で100円という安いものから、年間で2万円以上の高スペックのものまであります。その差は性能、あるいは機能・セキュリティによって違いがあります。

安いサーバーを選んだ場合、特にセキュリティーに不安が残ります。特にWordPressではサイト改ざんのリスクが高いので、サーバー選びは慎重になります。余談ですが筆者も個人でWordPressのブログを複数、レンタルサーバーを運営してますが、高スペックの「エックスサーバー」を年間2万円以上かけて契約しています。

費用は高いですが、対価として3年間でサイト改善やハッキング被害を一度も受けませんでしたが、筆者の知り合いのWordPressを使った人が安いサーバーを使っていたため、サイト改ざん被害を受けたことがありサイト復旧まで多大の労力と、SEOランキングの下落の被害を受けました。

サーバー選びは、単に安いという理由だけで選ばない方が良いでしょう。セキュリティに関しては「②無料ASP」の場合にはベンダーがセキュリティ対策を行っているので、心配の必要がありません。

(2)月額費用ではYahooショッピングが1番コストがかかる?

まず、①~④の方法に月額費用などの固定費は発生しないのですが、商品が売れた時にクレジットカード手数料などの決済手数料がかかります。決済はECサイトでは決済会社が間に入るため手数料が発生します。決済方法や決済会社によって手数料が変わってくるのです。

◆月額費用比較

②~④の方法は違いはありますが、ざっくりの月額費用という考え方では選択(設定)した決済会社の決済手数料のみかかるります。②~③の方法では決済方法をいくつか選択できるので、「手数料」や「ユーザーに浸透している決済方法」あるいは「決済会社のサポート対応・実績」という観点で決済方法を選択すれば良いでしょう。

一方、「①Yahooショッピング」は決済手数料にプラスして「Tポイント」の原資が2.5%、アフィリエイト広告手数料と報酬費用が発生します。(アフィリエイト以外からの流入のSEOやその他の場合は0円です)ですからTポイントも広告費とざっくり考えた場合、一番月額費用がかかる方式になります。

しかし、月次の費用が高いから「①Yahooショッピング」が悪いわけではありません。なぜなら他の②~③の方法は自社ECサイトという方式であるため、最大の弱点は集客力がないことです。一方、Yahooショッピングは、「Yahoo」からの流入や、「YahooショッピングTOPからの検索流入」、そしてアフィリエイト流入があるため、他の方式に比べて集客力が高い方法なのです。

WEBマーケーティングノウハウが無く、またノウハウを蓄積する暇もメンバーもいない場合は①の方法が有力な選択肢になるでしょう。

(3)集客力が1番高いのはYahooショッピング!

無料ECサイトとなると「自社ECサイト」より「ショッピングモール」の方が集客力が高いのが特徴です。そしてYahooショッピングも、自社ECサイトに比べると強力な集客が見込めます。

◆集客力比較

集客の面では、Yahooショッピングが一番です。主に下記からの流入が見込めるからです。

①YahooTOPページから、Yahooショッピングへの流入
②Yahooショッピングの検索ボックスやランキングからの流入
③アフィリエイトなどのYahooショッピングからの広告

Yahooショッピング内にライバル店が入れば、Yahooショッピング内での競争が発生しますので商品名のキャッチコピーや、価格が差別化要因になってきますので、カンタンというわけではありません。あくまで自社ECサイトと比較した場合の集客力です。

一方、自社ECサイトの方式の中では「④WordPressプラグイン」を導入する方法が筆者は優れていると考えます。その理由は、SEOやコンテンツマーケティングが成功している会社は、ほとんどがWordPressによるブログ記事です。その理由はWordPressにはユーザー目線のサイトデザインや機能を実装するためのプラグインやテーマが無料で無数に提供しているためです。

またWordPressによるSEOの集客方法は、インターネット上であらゆる情報が公開されているので、素人でも努力すればSEOを成功させることが可能です。ちなみに当メディアでも過去にWordPressによるECサイトの集客記事を書いたので、興味がある方は、下記のリンクをご覧ください。

参考記事:ECサイトの商品ページに流入を増やすSEO施策

無料ASPやオープンソースでは、フリーページ機能やブログ機能を使うことで費用をかけずに集客ができますが、この点に関してはWordPressに軍配があがります。また当記事もWordPressで作られており、BtoBという分野に関わらず月間数万PVあるのものWordPressによるコンテンツマーケティングのノウハウを使っております。

※②~③の自社ECサイトに関しては、リスティング広告やリマーケティング広告を費用をかけて集客することが可能ですが、本日は無料がテーマなため、この点は考慮しません。

(4)自社ブランディングに強いのは「オープンソース」と「無料ASP」によるECサイト構築!

Yahooショッピングは強力な集客力がありますが、自社ブランディングを行うのは困難です。それはAmazonや楽天にも共通するショッピングモールのデメリットです。ユーザーから見れば、YahooやAmazon、楽天で買い物をしたのであって、「A商店」から買い物した体験が乏しくなるのです。

◆自社ブランディング比較

それに比べると「③オープンソース」と「④WordPressプラグイン」による方式は「自社ECサイト」ですから、自社ブランディングが可能です。しかし「信頼感のあるサイトデザイン」も欠かせない要素であり、無料テンプレートだけでは厳しいでしょう。

また「②無料ASP」による方法も「自社ECサイト」という方式ですが、有料プランにしないと、独自ドメインが使えなかったり、無料プランだとASP会社へのリンクがあるためブランディングという意味では「③オープンソース」や「④WordPressプラグイン」に劣ります。

ブランディングという観点では、有料ASPやパッケージやebisumartのようなクラウドEC,そしてフルスクラッチによるコストをかけたECが最適という回答になります。

(5)構築がカンタンなのはYahooショッピングと無料ASP

「①Yahooショッピング」と「②無料ASP」はFacebookの登録くらいの労力とITリテラシーで、ECサイトを開設することが可能です。

◆構築の手間を比較

最も手間がかかるのは「③オープンソース」になります。レンタルサーバーへのインストールや、もろもろの設定が必要になるからです。ディフォルト機能メインでやれば、比較的早く構築できますが、オープンソースのECサイトにはITリテラシーが求められます。

また④のWordPressによるECサイトはWordPressの知識や設定が必要になりますので、それなりの知識が必要になります。WordPressは本来ブログ用のCMSですから、ECにはECの設定やノウハウがあるため、それを知った上でのECサイトの構築の知識が必要です。

ただし、WordPressのプラグインの設定は非常にカンタンですので、構築の手間としてはオープンソースよりはだいぶ楽になります。

(6)将来の拡張性に関してはECパッケージである「オープンソース」が一番!

もし、あなたのECサイトの年商が1億を超えるような極端なケースを想定した場合、この4つの方法の中では「④オープンソース」が一番、将来の拡張が可能な方法になります。サーバーを変更することも可能ですし、ECのバックエンド作業を自動化する仕組みを開発することが可能だからです。

◆拡張性比較

ただし、これには高い技術力か、あるいはシステム会社に開発を依頼するだけの数百万円~数千万円というコストがかかります。またオープンソースはセキュリティーに脆弱性をかかえるため、昨今の開発手法のトレンドではないことも念頭に入れておきましょう。このことについては、下記の記事の「オープンソース」の部分を参照してください。

オープンソースでのECサイト構築方法の参考記事:【全方式】ECサイトの作り方|個人から企業ECサイトまで

「①Yahooショッピング」や「②無料ASP」には、有料のプランが用意されているので途中の変更も可能なのですが、やりたいことを実現する拡張性とは意味が違いますので×になります。「④WordPress」の場合は拡張性は開発により可能ですが、そうするとWordPressのアップデートファイルの適用ができなくなり、セキュリティが脆弱になり現実的ではありません。

なお、Yahooショッピングで相当の利益がある場合は、Yahooショッピングはそのままで新たに自社ECサイトを作る方法もありますが、ここでは余談としておきます。

(7)セキュリティーが安心なのは「Yahooショッピング」と「無料ASP」!

ECサイトを作る時にあまり、注目される要素ではありませんが、実は一番大切な要素なのです。なぜなら、せっかく時間をかけて集客やブランディングをしても、ハッキング被害を受けてると甚大な被害があります。自社にインフラチームのメンバーが入れば対応可能ですが、そうではない場合は「③オープンソース」や「④無料ASP」ではリスクが大きいのです。

◆セキュリティー比較

そういう意味では「①Yahooショッピング」と「②無料ASP」は提供会社がセキュリティーを日々チェックしており、EC事業者のあなたは全くセキュリティーをケアしなくて良いのです。

インフラ担当のいない小さな事業者には大きいメリットになります。このあたりはブランディングや拡張性などほかのメリットと比較して考えることになるでしょう。

【まとめ】ECサイトのノウハウが全くない方は「Yahooショッピング」か「無料ASP」で始めよう!

本日は4つの方式を7つの切り口で解説いたしました。筆者の結論としては無料を前提とした場合は、

「Yahooショッピング」か「無料ASP」

がおススメです。その大きな理由は、構築までの手間とセキュリティ-面の二つです。この2つのどちらかを選ぶ判断軸は

「コストを少しかけて集客も兼ねたい方はYahooショッピング」
「少しでも日々のコストをかけたくない方は無料ASP」
「自社製品が有名で集客に目途がたつ方は無料ASP」

という判断軸になるでしょう。予算もノウハウもない方が、ECサイトを成功させるコツは、担当者がどんどんECサイトを経験して、ノウハウや知見を広げることです。そういう意味でも「Yahooショッピング」と「無料ASP」を同時に始めるのもおススメです。(商品が売れないうちはそこまでコストは高くありません)

そして年商が1億円を突破したころには弊社のクラウドECのebisumartも検討していただければ幸いです。

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