【全解説】EC・ブログ・公式サイトに実装すべきサイト内検索ツール

自社のサイトやECサイト、ブログに「サイト内検索」の導入・変更を考えている方は以下のようなことでお悩みではないでしょうか?

「公式サイトのページが増えてきたから検索窓をつけたい!無料のツールないかな?」
「Googleの有料サイト内検索のサービスが終了した!代わりのサービスをどうしよう!」
「ECサイトの商品登録数が10万を超えて、サーバーの負担を下げたい!」

サイト内検索には「WordPressやECサイトに基本機能として実装されているもの」や「Google、Yahooが提供する無料」、「リコメンドやポップアップなどの機能豊富な有料」のツールまで、様々な方式を選ぶことができますが、個人や公式サイトが無料でWEBサイトにサイト内検索を実装する場合は広告が表示されない「Yahoo検索カスタムサーチ」がおススメです。

また商品登録数が10万を超えるような大規模サイトには、サーバーの負荷を下げ、売上を上げるためにも有料の「サイト内検索ツール」の導入が必ず必要になるでしょう。サイトのパフォーマンスを保つのはECサイト運営で重要であり、パフォーマンスが落ちるとCVRも下がり、売上も下がることにつながるからです。

本日はebisumartで、WEBマーケティング担当している筆者がECサイトの無料・有料の「サイト内検索」について詳しく解説してまいります。

無料の「サイト内検索ツール」ではYahoo検索カスタムサーチがおススメ!

個人や企業が自社サイト(ECサイト)内でサイト内検索ツールを無料で導入しようとすると、下記の3種類から導入することになるでしょう。

◆3つの無料の「サイト内検索ツール」

①Googleカスタム検索エンジン※
②Yahoo検索カスタムサーチ
③EC・MT・WordPressの基本機能の検索

※ちなみに広告が非表示の有料版の「Google Site Search」は2018年3月がサービス終了

◆無料の「サイト内検索」ツール機能比較表

①Google、②Yahoo、そして③EC、MT、WordPressの既存機能の「サイト内検索ツール」を比較してみました。
赤字がGoodです。

◆無料のサイト内検索ツールを徹底比較

企業の公式サイトの「サイト内検索」ツールは「Yahooカスタム検索エンジン」を使う

この表をみると「Googleカスタム検索エンジン」優れておりますが「Googleカスタム検索エンジン」は広告の露出をしてしまうのが致命的な弱点です。Googleの広告が出るという事は、あなたの競合サイトの広告が自社サイトに表示されることになるので、ブランドも棄損しますし、企業サイトが導入できるものでは無くなりました。

ですから無料ツールで「サイト内検索」を実装する方法としては、現在は「Yahoo検索カスタムサーチ」か「EC・MT・WordPressの基本機能のサイト内検索」の二択になります。公式サイトが導入する無料ツールとしては「Yahoo検索カスタムサーチ」が現実的な選択肢となります。

またアパレルなどは複数のブランドがある企業はブランド毎にサイトドメインが異なる場合も多いでしょう。そういった場合はYahoo検索カスタムサーチを導入すれば、複数のブランドをまたいで検索結果を表示することが可能です。これにより、自社サイト内での機会ロスを防ぐことが可能です。

しかし、スマホ対応されていない弱点がありますから、サイト内検索が頻繁に行われるようなサイトやECサイトには不向きです。

ブログの場合はWordPressの標準機能でも問題はないが、”複数のドメインをまたぐ検索”や”画像検索”を使いたいなら「Yahoo検索カスタムサーチ」を使う

ブログのサイト内検索を実装する場合は、WordPressなどのブログプラットフォームに最初から実装されているもので問題はありません。なぜなら「サイト内検索」の利用率は高くはないからです。(筆者所有のブログだと、サイト内検索の利用率は10%以下)

ただし、複数のサブドメインやドメインをまたいで、検索結果を表示させたい場合や、画像検索を行いたい場合は、Yahoo検索カスタムサーチを導入しましょう。

ECサイトの「サイト内検索結果」は画像検索が基本だからECシステムの基本機能を使う

ECサイトの場合は商品検索が機能要件であるため画像検索がベースとなります。テキストの検索結果がベースであるGoogleやYahooのサイト内検索ツールはECサイトは使うことはありません。下記の2つの図を見比べてみてください。ECシステムに実装されている基本機能の画像検索を使うことになります。

◆ブログや公式サイトのサイト内検索結果(検索結果はテキストであるべき)
※下記サイトは「Googleカスタム検索エンジン」を使用

◆ECサイトのサイト内検索結果(検索結果は画像であるべき)
※下記サイトはECサイトの基本機能のサイト内検索を使用

もし、ECサイトの商品登録数が10万点を超えるような大規模ECサイトだとECシステムに実装されているサイト内検索機能では、サーバーに大きな負担をかけます。そういった場合は「サイト内検索機能」を外部のツールを使って自社サーバーの負担を減らす必要性が出てきます。

これを行わないとページの表示速度が落ち、検索結果表示に時間がかかりCVRの低下を招くからです。CVRの低下は売上の低下を意味します。

「サイト内検索」の負担が大きいとSEOやサイトの表示速度に影響する!?

自社サーバー内のCMSやWordPressの既存機能のサイト内検索を用いると、サイト内検索の利用者数が多ければ、サイト全体のレスポンスが落ちますので、SEO順位が下がるリスクがあります。

なぜなら現在のSEOはページの表示速度が重視されています。先日もGoogleから下記のSEOアップデートの発表がありました。今後、表示速度が極端に遅いページに関してはSEOのペナルティを課すというGoogleの公式声明です。

Googleがスピードアップデート(Speed Update)を導入、2018年7月からページ表示速度をランキング要因に

商品点数が10万点を超えるような大規模サイトECサイトの場合、ページの表示速度を落とさないようにしなくてはいけません。またECサイトはページ表示速度が落ちれば、CVRに大きく関わりますから、サイト内検索をサーバー外部に有料の「サイト内検索」ツールを導入して、サイトのパフォーマンスを落とさないようにすることが重要なのです。

1分で実装可能!Googleアナリティクスと連携したサイト内検索のログ分析

ログ分析ですが、Googleアナリティクスを導入していれば、サイト内検索のログ分析を行うことができます。しかも「Googleカスタム検索サーチ」じゃなくても問題ありません。「Yahooカスタム検索サーチ」でも「WordPressやCMS,MTのサイト内検索」でも、Googleアナリティクスのタグが入っていればGoogleアナリティクスとカンタンに連携可能です。

「どんな検索キーワードで?」
「どれくらい検索されているのか?」
「最近の検索キーワードの傾向は?」

などを分析することが可能です。Googleアナリティクス連携は下記の記事で詳しく紹介されているので、試してみてください。Googleアナリティクスにログインして1分で設定を終えることができます。

Google Analytics ヘルプ:サイト内検索を設定する

そして、検索数が多いキーワードがあれば、実際に自分のサイトの「サイト内検索」を使ってみてください。ユーザーが目的の商品を探すことができているか試してみましょう。検索結果が多いにも関わらず、検索結果がヒットしない、あるいはユーザーの意図と違うページが出ているようなら改善が必要です。改善方法には2つあります。

◆サイト内検索結果の2つの改善方法

①対象のページや商品のテキスト文章の改善
②有料の「サイト内検索」ツールの導入

予算をかけず、自分の努力だけで行う方法は①です。また、この改善をマメに行い、PDCAを回していけば対象ページのコンテンツの情報量が増え、ユーザーニーズをより満たす可能性がありますのでSEOにも良い結果を与え、サイトへの流入数を増やすことが可能です。

そしてECサイトで登録商品点数が多い分野で、かつユーザー自身も「どういうキーワードで検索すれば良いのだろうか?」といった分野には「有料のサイト内検索」を導入し、リコメンド機能や検索結果のカスタマイズを行えば、売上を10%も伸ばす大きな改善が可能となります。それでは次に、その好事例を紹介いたします。

大規模ECサイトの「サイト内検索」好事例はBtoBのモノタロウ

まずは、サイト内検索において筆者が日本一だと思うサイト事例はBtoBの900万点の商品数を誇るECサイトの「モノタロウ」です。

モノタロウでは事業者向けの工場用の資材など大量に扱っており、商品数が多いというだけでなく、買い物するユーザー自身も「欲しい商品の検索キーワードがわからない」あるいはユーザーによって「同じ商品にも関わらず検索キーワードが異なる」というケースが頻繁に発生する分野ですから、サイト内検索が売上に及ぼす影響は極めて大きいのです。

モノタロウはサイト内検索を改善し、下記のPDFによると売上が2.5倍まで改善したとレポートしています。

参考URL及び図の引用元:モノタロウを支える Solr による商品検索システム – SlideShare

モノタロウはログ分析と開発を徹底的に行うことで、ユーザービリティを極限まで高めて、サイトに訪れたユーザーに適切な誘導を行っています。

「カート」という何のカートかわからない抽象的なキーワードで検索しても、目的の「カート」を見つけやすいモノタロウのECサイト

下記をご覧ください。「カート」と検索ボックスに入力しただけで、次々とリコメンドや画像が表示されます。しかもレスポンスがかなり速いです。

サイト内検索の事例:モノタロウのECサイト

このように「カート」と検索しただけで、

①青い四角のリコメンド機能
②緑の四角の画像表示

の両方が瞬時に表示され、あいまいな検索であっても、ユーザーが目的の製品まで最短で到達することができる仕組みです。まさに究極のサイト内検索です。そして膨大な商品登録数にも関わらず、早い検索結果表示を実現しているのは、独自に開発とログ分析を行い。チューニングを絶えず行っているからです。

◆モノタロウの地道な検索結果改善

 

有料の「サイト内検索」を導入する時の3つのポイントとは?

モノタロウのように自社が主導となって「サイト内検索」を改善できる会社ばかりではありません。まずは有料で優れたサイト内検索のツールの導入を検討します。(おススメのサイト内検索のベンダーは当記事の最後に紹介します。)

では、有料ツールを導入するための3つのポイントを紹介します。

①サーバー負担を下げて、SEO順位とCVRを改善する

商品登録数が10万を超えるようなECサイトの場合は、ユーザーがサイト内検索を行うとサーバーに大きな負担をかけることになります。なぜなら商品のサイト内検索とは裏側では、データベースの操作を行っており、データベース操作はサーバーに大きく負担をかける行為だからです。そうするとページの表示速度が下がり、

・SEO順位への悪影響
・CVRへの悪影響

を及ぼします。パフォーマンスが落ちる場合はECシステムに標準で装備されている「サイト内検索ツール」では十分とは言えません。ツールの導入を検討し「サイト内検索」の機能を外部のサーバーで行い、サーバーの負担を下げつつ、検索結果の最適化を行う必要があります。

②サイト内検索で適切な検索結果を導き出す

サイト内検索を行うユーザーはそもそも目的があるため購入意欲の高いユーザーです。ですからサイト内検索の入力を「絶対に間違えさせず」スムーズに目的の商品にたどりつかせる工夫が、CVRを上げ売上を上げることにつながります。有料のサイト内検索を使えば下記の機能があります。

・入力アシスト
・スペルチェック
・ポップアップ画面表示

◆モノタロウの入力アシストの例

③検索結果にレコメンドや優先して出したい商品やコンテンツを設定する

例えば「スニーカー おススメ」と検索した場合にCVRの高い売れ筋のスニーカーを、検索結果上部に意図的に配置する機能です。また検索結果が0件のようなキーワードに対しても、代替商品を提案するページを表示させます。

・リコメンド機能
・広告設定
・”新着”や”人気”などの優先させたいページの設定

おススメの5つの有料のサイト内検索ツールは?

有料のサイト内検索ツールを使う場合は、下記の5社から検討していただければと思います。5社ともの弊社ebisumartのパートナーで、業界でも有力な「サイト内検索ツール」です。ECサイトの規模や、費用感によって検討するツールも変わってくるので、まずは下記5社全てに問い合わせみてはいかがでしょうか?

◆優れたサイト内検索ツール一覧

EXPLOSION SEARCH(エクスプロージョン サーチ)
NaviPlusサーチ(ナビプラス サーチ)
probo(プロボ)
SILVEREGG(シルバーエッグ)
sui-sei(スイセイ)

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